ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

トゥモローランドー文系天国への招待状ー

イメージ 1

iPad mini買って一週間。
昨夜、赤坂見附ビックカメラでカバーをようやく購入しました。
そしてその足で、21時間35分のトゥモローランドを観に、
六本木ヒルズへ。

真ん中に王様シート(ワンドリンク付き6000円?)のあるスクリーンでした。
ヒゲのおじさまが数人のギャルを連れて占領しているのを横目に
ファミマで買ってきたコーヒーを片手に、スタンバイします。



トゥモローランド、わかりづらい構成で、長い映画です。
主人公の一人である女子高生が、異常事態に巻き込まれていくのですが、
この子がやたらめったら質問が多い。
観客の疑問を登場人物が口にし、違う登場人物が答える、という方法で、
設定の説明をする例のパターンなんですが、
このJKの質問に誰も答えないんですよ。観てる私もイライラします。

そしてアクションが連続。音もすごいです。
なので観客も、は?は?となりがちです。
主人公が二人いて、
観客の目線も誰に感情移入すればいいか揺れがちなのも
話に置いてかれかねない理由です。

ですが、面白い!

以下ネタバレします。


主人公の一人、ジョージクルーニーは女子高生より50年前、少年時代に
トゥモローランドにスカウトされた天才です。
このおじさんがおかしな発明をしてしまいました。
それは、人類の終末を正確に予報する数式です。

その終末が、あと60日せまったときに、最後にスカウトされたのが女子高生です。
スカウトといってもすでにトゥモローランドはこちらの世界を見切っており、
おかしな発明をしたおじさんと、スカウトをこちらの世界に追放しています。

あ、スカウトは美少女の姿をしたアンドロイドです。
この美少女は、追放後もスカウトを続けており、
ギリギリでスカウトされたのが女子高生というわけです。

しかし、勝手な行動をとっている美少女スカウトは、トゥモローランドから追われているため、
女子高生とスカウトと、協力者のおじさんは、ずーっと命を狙われています。

このバトルアクションが、映画の7割なんですよね。
そこがちょっと飽きてしまい、大音量なのにちょっとぼーっとしてしまいます。

ま、結果はネタバレ控えますが、ディズニーですので、ハッピーエンドです。

ちなみにトゥモローランドは、未来ではありません。
なんていうのかなあ、文系の天国?物理や数学のいわゆる天才から、
画家やミュージシャンに至るまで、
…なんだっけ?狭き門ですよ。確か聖書にありますよね。名作のタイトルにもなっている。

人事を尽して狭き門より入れ。
みたいな。

努力を続ける諦めない者ところにだけ、天使が天国から迎えに来てくれる。
そんなはなしです。
ウォルトディズニーが、ディズニーランドにトゥモローランドの構想をもったときからみて
現代は未来です。
ディズニーリゾートにある、ディスカバリーランドやトゥモローランドは、
そのコンセプトから常に未来志向でいなければならないことから、
ウォルトが正確にどのような形を想像していたのかは不明です。
この映画は、あえて未来にトゥモローランドを設定しないことで、
ウォルトにひとつの答えを出した、ということらしいです。

ま、そんなわけで、文系の私は当然、トゥモローランドに行きたいし、
映画の途中で女子高生がみるビジョンにはワクワクしました。
なので、この映画面白かったですが…

体育会系や、スポーツマンからしたら、ちょっとつまらないかも。
あと、この現実に満足しているお金持ちもピンとこないでしょう。

王様シートで女の子たちと観てたヒゲは
映画終了後、ずーっと寝ちゃったよ~と笑っていました。
それはそれで健康的でよろしい、と思いました。