ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

日曜の顔

世田谷区に二世帯家族が住んでいます。
今どき珍しい平屋で、台所もひとつ、とくに二世帯住宅設計にはなっていません。
雑種の猫を一匹飼っています。
これは、その二世帯家族の若いほうの主婦のおはなしです。彼女は22歳。
25歳の夫との間には3歳になる息子が1人います。


まずは状況説明しますね。ナレーションではこう言っています。

「お魚くわえたドラ猫 追いかけて 裸足でかけてく 陽気な世田谷の主婦」

出だしからやばいですね。家の中にドラ猫が入ってきて、魚を盗まれる。
なんだその無防備さは。ほんとに世田谷の主婦か?台東区辺りの下町の事件のようですね。
さらに彼女、裸足。本気ですね。しかし、どうするというのでしょう。ドラ猫から魚を奪い返すのでしょうか。
その魚を焼き魚にでもするのでしょうか。
食べさせられるのは、この家で必ず貧乏くじをひかされる、彼女の弟でしょうか。

それにしてもかなりひどい状況です。裸足でドラ猫。

「みんなが笑ってる お日様も笑ってる」

無理もありません。
世田谷の上品なマダムたちが形よく整えられた眉をひそめて苦笑しているさまが目に浮かびます。
その嘲笑に気づいた彼女、歌ってごまかします。

「ルルルルルルー 今日もいい天気・・・」


場面は変わって、彼女元気を取り戻しました。

「子供を集めて広場で 草野球 打っても投げても 元気な世田谷の主婦」

ここで注目してもらいたいのは「子供を集めて」です。集めて。
そう、この草野球は彼女の主催なのです。22歳主婦ジャイアン降臨です。
なにかと貧乏くじをひかされる彼女の弟の友達を集めたんでしょうね。
彼の小学校での肩身の狭さを考えるといたたまれません。

しかも彼女ピッチャーやったらしいですね。まあ当然か。
彼女にとって自分のポジションは、チームのエース、ピッチャーのみ。
果たして他の守備、いや、ルールを知ってるかどうかも危ぶまれます。

「みんなが笑ってる 青空も笑ってる」

青空は比喩表現ですね。青い空→青→若さ、つまり小学生男子達のくすくす笑いが目に浮かびますね。
おそらく投球モーションの際に、パンツでも丸見えになっていたのでしょう。
またも落ち込む彼女。帰り道口ずさみます。

「ルルルルルルー 今日もいい天気・・・」


気分転換に彼女はショッピングへ。

「買い物しようと街まで 出かけたが サイフを忘れて 愉快な世田谷の主婦」

説明がいるでしょうか。

「みんなが笑ってる 子犬も笑ってる」

ついに子犬まで!!こ・い・ぬ!

「ルルルルルルー 今日もいい天気・・・」


ところで、ナナ公はこの一家の一番ちびすけ、彼女の息子がだいっきらいです。
一家全員に甘やかされて、ちょっとなにかしでかしても「だってカツオ兄ちゃんが・・・」とめそめそ。
カツオ兄ちゃんこと、貧乏くじひかされる小学生男子は、ここで姉さんからげんこつ。
語尾に、~デス!とかつけたあの言葉遣いもだいっきらい。
あれね、絶対計算だよ。


ナナ公がこの家族の未来予測しまーす。

すげーブラック書くので、笑ってくれる方だけ読んでね。オネガイ。



大黒柱のはげちゃびんはリストラにあって自殺。その妻のいつでも和服さんは、近所の店で万引きしたのが噂になって、引きこもりから痴呆症へ。婿養子みたいに居候している25歳の夫は、親せきのデブっちょの美人妻と浮気して泥沼。それを知った主婦はキッチンドランカーに。甘やかされて育った1人息子は少年院を出たり入ったり。虐げられてきた弟と、その下の妹は、貧乏な家で大人になっても同じ部屋だったせいか近親相姦の関係に。


てへへッ☆

あっ、一応4番も載せとこうっと。

明るい笑顔に幸せ ついてくる
楽しい仲間と 陽気なサザエさん
みんなが笑ってる 夕焼けも笑ってる
ルルルルルル 明日もいい天気