ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

サザエさん ―かわいそうに、カツオ―

昨日のサザエさんでさ、タラオがまた言うわけよ。ああ、ほんと嫌なガキだよ。

経緯を詳しく説明しましょうね。

まず、フネが、お菓子の缶のふたに映った自分を見て「老けたなあ」とがっくりしてるところを覗き見る。
そのままサザエのところに行って大泣きする。
「ママもおばあちゃんになってしまうですかー!いやですー!」

うわあ。
嫌味ー。フネにもサザエにも嫌味ー。
いやあ、わざとだね。すげえな、タラオ。
サザエの膝に埋めたその顔に意地悪い笑みが浮かんでいるのが、ナナ公にはハッキリ見えたよ。

そんでその話題が夕食にのぼります。
そこでサザエはこう言うのです。
「タラちゃんがいい子にしてて、ママに心配かけないでいてくれれば、ママもしわが増えないのよ」
うん、サザエ、攻撃にでたね。みんなの前でね。しかもうまい。

けど、こんなことでくじけるタラオじゃないよ。

「じゃあ、おばあちゃんがしわだらけなのは、カツオお兄ちゃんが悪い子だからですか?」

うっわあ。
おばあちゃんがしわだらけ。うわあ。
そして、自分が危なくなりそうだといつも盾にするカツオに、またもふったね。
かわいそうに、カツオ。

「え・・・?タラちゃん、僕かい?」

かわいそうに、カツオ。

タラオってホント、頭が良くまわる。夕食の話題はカツオ攻撃に変わったよ。
そんで、次の日から、タラオはカツオをつけまわして「おばあちゃんのためにいい子になりなさい!」と説教はじめます。
ストレス解消なわけよ、タラオのカツオいじめは。毎度のことなのよ。

カツオが遊びに行こうとすれば、靴を隠し、
カツオが漫画を読んでいれば「今ゲラゲラ笑ってたです!」と、隠れていた机の下から登場。

こわいガキだよ、まったく。


さて、この昨日のサザエさんね、ナナ公はDVD録画で見たの。
昨日は出かけていたからね。その写真は午後にでもアップします。ウフフ。

うちは、サザエさんを録画してまで見る大人、メガネがいるからさ。
で、11月27日のサザエさんも一昨日見たんだよね。

カツオがね、こんなこと言い出すの。
「ぼくはボタン師になる!」

どうやら、カツオ、家庭科の裁縫が得意なようなの。特にボタンつけではずいぶん褒められているのね。
そんで、それで生きていくって言い出したの。

カツオの考える「ボタン師」ていうのはこんなかんじ。

裁縫道具一式を持って電車に乗っている。ボタンのとれかかったサラリーマンを見つけて声をかけ、
あっというまに、ボタンをつけなおす。10年保障つき(これは彼が家庭科の先生に褒められた言葉です)。
そうしているうちに評判になって、部下に中島や他の友達をくわえて、
やがてはお屋敷を建てるほどの大社長になる。
その屋敷は、人々にこう呼ばれる。ボタン御殿。
もちろん庭には、牡丹が咲き乱れている。

私ね、なかなかだと思ったよ。
まあボタン師ってのはともかくとしても、ボタンつけだけで、有名デザイナーのところで働いている人間はいるだろうし、
裁縫が得意って結構いいことだと思う。いろんな仕事あるよね。

でも、波平はじめサザエやフネは怒ったよ。
マスオさんや友達や近所の人の服を預かってきてボタンをつけはじめたカツオに。

そんなことしてないで、勉強しなさい!!ってさ・・・
かわいそうに、カツオ。

才能のばしてやれよ。磯野一家。
カツオ、最終的には今後のボタンつけを一切禁じられて番組終了。

ほんと、かわいそうに、カツオ。