ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

結婚の条件

先日買った、小倉千加子という女性の書いた「結婚の条件」は、なかなか面白いです。

ナナ公は性と性別の問題がダイスキで、歴史上で尊敬する、てゆーか共感するヒトが、
平塚雷鳥だったりする、オンナっぽいオンナなんですよ。

まあ、「結婚の条件」のレビューとか感想とかはそのうち、違う書庫でやりたいので、
今、ってかさっきシャワー浴びながら思ったこと書くよ。

一緒に韓国に言った友人がね、あるとき言ったんだ。

彼女は30代独身のコでね、
「きっと、子供を生んでない私たちには早く更年期とか来るんだろうね」
って。

ナナ公、正しいと思う。

オンナのほうがオトコより、体は丈夫(ナナ公はホントは頭も格段上だと思ってる)だし、
平均寿命も長いけど、
それはきっと、オンナだからなんだと思う。

小倉千加子さんは「結婚の条件」のなかで、見事に少子化=晩婚化の真実を描き出しているけど、
でもきっと、小倉千加子さんや、政府が考えるような、
高齢者社会すらも、そのうち消えていくような気がします。

オンナの体は丈夫だけど、やっぱり40年も生理が毎月来るのってかなり負担だと思う。

何回かは出産で休めなくちゃいけないんだろうと思う。

うん、出産はもちろん、オンナの体に負担だよ?
だけど、毎月来る生理と排卵のくりかえしのほうが、長い人生では体を蝕んでいくんだと思う。

きっと、少子化が進みきった頃には、女性の平均寿命は男性を下回ると思う。

子供を生む性かそうでないかだけが、オトコとオンナの違いだから、
子供を生まなかったオンナは、負担がただ多いだけのオトコなんだと思う。
もちろん、セックス上ってことですよ?
子供産まなくてもジェンダーと言う点ではオンナとして充分生きていけますよ。



ってさ、別にそれがどーしたってことで、まだこの考えに自分なりのオチはついていません。

少子化と女性の体の関係は、性(セックス)と性別(ジェンダー)の関係の深い問題なんだなってこと。
それだけ。


小倉千加子「結婚の条件」(朝日文庫)440円+消費税は、
現代日本におけるジェンダーの入門書で、かつ徹底攻略本のような気がします。
もし興味があったらぜびお読みください。

まあ、この本がトータルで言いたいことは、たぶん、
「結婚とは、恋愛よりは洗濯機に近い」ってことじゃないでしょうか。

あのね、洗濯機買うときってさ、いろんな条件とか考えるでしょ?

ドラム式がいいとか乾燥機つきがいいとかこんなデザインがいいとか。
そんで一番重視するのは、お値段でしょ。

結婚もそんなようなものなんだって。

優しい人がいいとか尊敬できる人がいいとか好きだからとか、そういううまい日本語にすりかえて、
オンナは条件をいくつか持ってるんだって。主にお金。

でも、条件のいいオトコ=洗濯機は高いのよ。

洗濯機購入では、今自分がいくら出せるかいくら持ってるか、ちゃんと目に見えるけどさ、
結婚では、みんな見えなくなるんだって。

自分についてる値札が。

自分に見合ったオトコが、どの程度なのか、見極められなかったオンナが結婚できないんだって。


なんて、厳しい!!


でもまあ、これは真実だと思う。
50過ぎると大抵の人間は一生結婚しないそうだよ。
だから日本政府は、50歳まで独身だった男女を生涯非婚者と認定して、数値を出すんだって。



あー、書かないつもりが結構書いてしまった。


と、いうわけで、この本は奥が深いです。
「ナナ公の脳と性と生」の書庫で、そのうち何回かに分けて語らせてもらっちゃおうと思っていますヨ。