ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

パディントン、キングスマン、マネーショート、グラスホッパー、アイアムアヒ―ロー、テラフォーマーズ

相変わらず映画をよく見ています。

今年の年頭に観たのは「パディントン」。
原作のBBCのDVDを持っているので、冒頭の幸せ一家がどうなるかは知っていました。
ですので、なんかいきなり泣いてしまったよ。
パディントンもおじさんもおばさんも、無邪気で幸せそのもので。
といいますか、結構胸に来ますよ、最初の方は。
捨て猫とか行方不明になった犬とか、保健所とか、
徘徊老人とか、なんならホームレスとかのワードに弱いタイプの方は
前半は苦しいシーン多いと思います。

それから2月に観たのは「キングスマン」。
文句なく面白いです。映画館で観ても家で観ても変わらぬ面白さとスピード感があると思いますが、
多少アレな殺戮シーンもあるので、テレビ放映される日が来ても
カットは多めかと思われます。
登場人物の名前が、アーサー王と円卓の騎士からとってるのもうまいと思います。
女王陛下のスパイではなく、イギリス創立の王アーサーの名の下に
警察組織や政府組織を超越した、イギリス人の正義の組織ということが名前からもわかります。
起承転結がしっかりしていて、かつ、日本人好みのレベルアップストーリーも盛り込まれています。
いわゆるテストを次々パスしていったり、主人公が心身ともに大人になっていったり、
オッシャレーな秘密基地があったり、最初はウマが合わないと思った最高の師匠がいたり、
その師匠と主人公の父親は親友だったり・・・
ってアッ。メンインブラックから非現実要素を抜いた話ですね、つまり。

3月に見たのは「マネーショート」。
リーマンショックの真実。という触れ込みです。安倍総理がサミットで
「今の世界経済状態はリーマンショック前の状態に似ている」
と発言されましたが、この映画ではもっとがっつりリーマンショックの原因が描かれます。
以下、説明します。

1950年代からの銀行や世界経済の歴史が、住宅ローンをアメリカで一番安全な借金に押し上げる。
そこで○○さんの住宅ローンの権利にプレミアムが付くようになる。
つまり優良担保となるわけです。ものすごく簡単にいうと、

「△△さん、この間借りたお金、〇〇さんに貸している権利と相殺してよ。〇〇さんの住宅ローンのことだよ」
「もちろん良いですよ!
 僕があなたに貸したのは1000万だけど○○さんからは10年ローンで1500万返ってくるんですもんね。
 あ、僕も××さんへの借金1200万、このローンで返そう。いやむしろ1300万円で□□さんに売ろうかな」

が経済界の当たり前になっている中で、そもそもの住宅ローンの審査が激甘になっちゃって、
到底ローンを返せないような貧乏人でも借金できるようになっちゃった、
というサブプライムローン(二流の人用ローン)というシステムが生まれます。
ギリギリで生活している人たちはリーマンブラザーズという金融会社の失敗が引き金となり、
ローンを返せなくなり、そこからドミノ式に底辺から頂点まで財産破たんを起こしていきます。
そして「マネーショート」はそのことに早々に気づいた人たちが、行動を起こし、ひと儲けする話です。
実は、経済の世界はギャンブルのようなもので、「万一」のための補償に賭けることもできるわけです。
たぶん死なないけど万一のために生命保険に入っておくようなものですね。
サブプライムローンの危うさに気付いた数人の人が、
例えば、「サブプライムローンが破たんしたら大金をもらえる」「そのために毎月保険料払います」などという
作戦にでるのです。しかし登場人物の一人が言います。
「俺たちが勝つという事は、多くの人の人生の破滅を願ってるようなものだ」

3月に観たのは「バットマンvsスーパーマン」。
これはですね、一言でいうと、
「ルフィvs悟空」です。もちろん正義のヒーロー二人が反目しあう理由はひとつもなく
二人ともはめられてるんですよね。
黒幕は「夜神月(キラ)&死神リューク」。
途中でキラが死んでリューク相手に大バトルが映画のクライマックスとなります。
いろいろ無茶があって、もう驚いて良いのか笑っていいのかわかりませんが
私が一番驚いた(笑った)のは「ルフィ&悟空vsリューク」大バトル真っ最中に、
突然キャッツアイの瞳が乱入してきたことです。
尾田栄一郎鳥山明の共演かなー世界観違うけど大丈夫かなーアッやっぱそんなに大丈夫じゃなかったネー
って半笑いになっていた私を北条司が爆笑させてくれました。

4月に観たのは「アイアムアヒ―ロー」。
いや驚きました。この年になって自分のことでまだ知らないことがあったなんて。

私、グロ、いけました。ただしスピード感のあるものに限る。

きっとエログロホラー、ダメだろうなと思っていたんですよ。自分のこと。
学生時代、泥棒とその妻と肉屋と愛人…?なんか忘れちゃいましたが、
エロでグロでドロドロした映画見てマジ吐きそうになりましてね、自分ダメなんじゃないかなこういうのって
20年以上思っていました。
でも最近「グラスホッパー」とかも違和感なく観れましてね・・・ってアッ。
2月か3月に観ています「グラスホッパー」。まあもっと映画観ているはずなんですが今思い出せないのです。
だって半年ぶりの映画感想文だもの。

グラスホッパー」はね面白かったしかっこよかった。生田斗真チュートリアル徳井に似てますね。

で、「アイアムアヒ―ロー」ですが、
いいですね。真田源次郎ときりちゃんの組み合わせ、いけますね。
長澤まさみ、清純派じゃないほうがいいですね。
R15指定で、まあグロってますがホラーではありません。
もうイケイケーってなもんですよ。鑑賞後に爽快感すらあります。

ハイ5月。一昨日「テラフォーマーズ」観てきました。
原作未読です。評価クソミソですが、なかなかどうして。
え?面白くない?ってかんじです。
評価すべき点は次の一言につきます。一瞬たりとも飽きない。
私ね、人生を映画で学ぼうとあまり思っていません。人生は人生で学びますし充分です。
映画に求めるものは一に娯楽性です。深いテーマがあっても面白くなければだめです。
私と同じタイプの方、「テラフォーマーズ」いいですよ。ぐだぐだしてないし。
バトルの舞台になる火星での滞在時間は半日あるかないかってところですかね。5時間くらいかな。
寝たり起きたり食べたり飲んだり友情深めたり恋が芽生えたりトイレ行ったり、
日常生活送ってるヒマはありません。
あ、友情だけは深まります。ハチとバッタ、ハチとゴキブリで。

いやーこの設定もいい。私、虫大嫌いですが、こういう縛り嫌いじゃないです。
自分に特殊能力ができる。
自分でもまだ自分のことがよくわからない。まして味方の特性なんて全くわからない。
虫限定能力なので、一長一短。
ドーピングで変身するので薬が効いてる数分のみ変身。

あ、サイボーグ009かな。全員ワケアリだし。まあ009島村ジョーだけは万能ですが。
それにウルトラマンの要素が加わってます。活動時間短いです。一人除いて。
一人仮死状態で何年もそのままってやつがいるんですよね。
あいついっそ火星においてきちゃえばよかったのに。そのほうが続編につながりそうなのに。

虫に変身するところは仮面ライダーっぽいし、古き良き少年漫画の要素全部入りです。
「説明しよう!サバクトビバッタという昆虫は・・・」的なナレーションが入るのも
昭和世代にはテンションあがります。
そして女性陣がいい。5人ともいい。5人とも変身後が更にいい。

Xメンのときもそうでしたが、
こういうお話だと「自分が特殊能力もらえるならどれがいい?」って考えちゃいますよね。
私はXメンのときは、驚異の再生能力ウルヴァリン希望でしたが、今回はネムリユスリカは勘弁。
やっぱクモかな~~!美しく色っぽい絡新婦!黒衣の未亡人ブラックウィドワースパイダー!
ってそれはスパイダーマン

そういやシビルウォーは観ていません。