ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

My ghost, phantom body

前回の話の中で、抗精神薬の開発の実験でマウスを使うこと、話しましたね。
どんな実験でもそうですが、まず最初にやることはマウスをその開発薬の対象の病気にかけることです。
時には、最初から遺伝子配合して、疾病状態のマウスを誕生させます。

ええと、動物愛後の精神とか言い出したら、以下の話できませんが、
実験動物は、実験動物として生まれてくるのです。
実験しないなら、生まれないのです。
自然にうまれてくるものではないのです。人がつくった生命です。

だから、開発の現場では、あんまり生命として認識していないのかもしれません。

ええと、この書庫でロボットの話しましたっけ?
なぜ、ヒトはロボットというと、自分たちと同じ顔つけたがるのか。
はたしてヒトは、自ら創り出したものを、生命としてみてるのか、己の所有物としてみてるのか。

前回のおさらいっぽくなりますが、うつ病の薬の開発には、マウスをまず絶望状態に追い込まなければなりません。
やりかたと結果は、前回のこの書庫の記事を参照してください。

で、ヒトもなぜか絶望するってことも書きましたよね。
マウスは死に怯えて絶望するのに、ヒトは死以外にも怯えることがあり、、自殺する能力を持っているってことを。

ナナ公はまた妄想します。

これは実験?
ここはどこかの実験施設?
神という名の、レベル上のなにものかの実験中ですか?

絶望は、させられてるの?ヒトは、絶望するように、創造されたの?

自分たちが生きていることを理解している特別な生き物、ヒト。
それ以上の、覚醒をしているであろう、神(仮)。

ナナ公は、できることなら、この実験で特別な結果を出したい。
みんなで出したい。
神(仮)が驚くような数字を、この時代でだしてやりたい。

さて、それはさておき、
脳の中に幽霊が住んでること、ご存知ですか?

たとえば、交通事故で、あなたの左腕がなくなったとします。
でも、脳の中には、左腕用の神経は残っていて、
あなたは時々、錯覚する。
左手がなにかつかんでると思う。
左の肘が虫に刺されてかゆいと感じる。
すべて妄想です。だってもうあなたの左腕はないのですから。

でもどうしようもなくかゆい。
あなたは相談する。神経科に。なくなった左の肘がかゆくて仕方ないのです。助けてください、と。

たぶん医者はこうアドバイスするでしょう。
右頬の下をかきなさい、と。
脳の中で、左肘の神経と右頬の神経が隣同士ですから、って。

あ、ごめんなさい。えっと今の部分正確じゃないです。
左の肘と隣同士の神経が何か、ナナ公は良く知りません。でもまあ、そういうことです。
腕がなくなっても足がなくなっても
脳の中に、幽霊が残っていて、あなたにいたずらをします。

腕じゃなくて、目のときや耳のとき、ときには記憶に至るまで、
あなたの脳の中には、対応した幽霊が、言ってみればあなたのクローンがいるのです。

死んだ人をいつまでも、認識できないとかも、記憶の幽霊のしわざのひとつですね。

昨日好きだった人を今日も好きだっていうのも、脳がうまく働いているからです。

ところで、これは良く知られていることでしょうが、人間の脳って、大半を使ってないそうですね。
使ってない脳の領域には、超能力があるとか言われたりしていますね。

どうでしょう?

その領域が、なくした手足の神経が生きているように、今人間にない器官用の神経だっていう考えは。

しっぽとか。
羽とか。

私たちの脳には、今の体についていない機能の運転席がある。
コックピッドはからっぽで、操縦士は不在です。

原始的なもの?過去にもう失った部分?

それとも、これから進化して機能する部分かな?

今私たちが手にしている、生きているという状態を理解しているというこれこそ錯覚で、
もっとクリアーな世界観を見るための器官の発達かな?

喜怒哀楽を超えた喜怒哀楽。ほんとの愛のこと。脳の中にいるはずの完全な私。

ねえ、神(仮)の実験の目的はなあに?