ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

アーサー王と円卓の記事

中途半端なこと書きます。
アーサー王と円卓の騎士の話のひとつです。

アーサー王というのはイギリスの初代の統一王ですね。日本で言うと・・・家康かな?天智天皇かな?
剣と魔法の世界で語られる、イギリス王朝の始まりの歴史ですね。

彼には12人の騎士が味方についていました。ええと大名みたいなものです。
そして「僕等には上下関係はない、平等の立場の仲間だよ☆」
って意味で、12人とアーサー王の集まる場所は、森の中の丸いテーブルです。上座なんてないんです。

それが、円卓の騎士。
彼らにはそれぞれいろいろなエピソードがあります。

そんでねえ、ここがナナ公の中途半端なところなんだけど、今からある騎士のエピソードをするのね。

その騎士の名前が思い出せないの。
てへへ。

騎士ガウェインだったと思うんだけどさ。

だからガウェイン(仮)で話すすめますね。

あのね、なんだかんだあって、お姫さまを妻に迎えることになるの。
それもアーサー王のためにね。
「うちの娘をもらってくれれば、アーサー王に従おう」って言う領主がいるわけよ。
でもアーサーにはギネヴィアっていう妻がすでにいたので、それはムリ。
騎士のうちの誰かがもらうことになりました。

でも、この姫、すっごい不細工。いや不細工の域を超えてほとんど妖怪。

みんな尻ゴミするなか、ガウェイン(仮)が結婚することになりました。

憂鬱な結婚式が終わって、初夜の床がきます。

ガウェイン(仮)が気も重く、新妻のベッドに行くと、あーらびっくり!!
そこには絶世の美女が!

聞けばこういうことです。

「私は、自分の美しさをハナにかけて高慢な振る舞いをくりかえしてきました。その報いにこのような呪いをかけられて、あのような姿になっていたのです」

「しかし、結婚してくれる男性が現れれば、呪いは解けることになっていました。昼か夜の片方だけ、もとの美しい姿を取り戻すことができるのです。どちらがいいでしょうか?」

ガウェイン(仮)は、考えた末、言いました。
「私は、人々が見る昼間より、私だけが見る夜のほうが美しいことを望みます」

ですが、新妻は言います。
「あら、私は大勢の人に見られる昼間のほうが美しくいたいですわ。昼、美しいのではだめかしら」

ガウェイン(仮)はそんなのはイヤだと思いましたが、ぐっと我慢して言いました。
「いいでしょう。あなたがそのほうがいいなら」

すると、新妻はガウェイン(仮)に抱きついて、喜びの叫び声をあげます。
「嬉しい!ありがとう、あなた!実は私の呪いは、二段にかかっていたのです!結婚したとき半分解けて、そのとき夫とは反対の私の願いが聞き入れられたら、すべての呪いが解けるのです!私はこれで、昼も夜も、この姿のままですわ!!」

ナナ公は、このエピソードがことのほか、お気に入りです。
その割りには、騎士の名前を覚えていませんが。
いろんな教訓が含まれているように思います。ってかいい旦那だよね!

うむ。奥さんの言うとおりにしていて間違いはないのだ。

普遍的なネタともいえます。
イザナギイザナミの黄泉の国での出来事や、オルフェウスとエウリュディケーでの地上への帰り道などのパターンのほうが多くて、
信じきれなくて悲劇に終わるケースのほうが一般的みたいだけどね。

ああ、エロス(キューピッド)とプシュケーの話は、女の子のほうが信じ切れなかったんだっけ。
美女と野獣の元ネタみたいな話で・・・

って話が長くなるので、それは又今度。