ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

MMK2世より

小学生のとき、サンタさんに「クッキーハウス」(というボードゲーム)をお願いしました。

次の日、ナナ公の枕元の包み紙をあけてみたら、ウクレレが入っていました。
ナナ公パパは「ああー、サンタさん間違えちゃったんだねえ」とナナ公を気の毒がったあと、
「じゃあパパが弾いてあげよう」と言って
禁じられた遊びを弾きだしました。

ウクレレはもう二度とナナ公のもとにもどってきませんでした。

中学生のとき、ナナ公パパがニヤニヤしながら突然ナナ公に言いました。
「パパは昔、MMKだったんだよ」
MMK?なんだそれ?秘密結社?
「だからさあ、『もててもててこまる』のことでしょ!」と怒られました。

高校の時、ナナ公は東野だか綾辻にはまっていました。
ある日、そのどっちかだと思うんですがミステリーを読んでいたら、
とあるページに、ナナ公パパの字でこんなことが書いてありました。
「さあ、ここまでで、犯人を当ててみよう!」
ええっ!!
そんな勝手に!人の本に!手書きでそんなコメント書かれても!エラリークイーンかよ!

ナナ公は、当てられませんでした。

大学生の時、ナナ公パパは一人で単身赴任するのがいやで、
大学生だったナナ公だけが一人こっちに残ることになりました。
犬も含めて、ナナ公以外の家族は北海道の札幌市の住人になりました。

2年前に定年を迎え、男の料理教室に通いだしました。
1年経ってからナナ公ママは聞かれたそうです。「お米のとぎ方教えて」

今年のはじめドラクエ8が出た時は、影の世界に行く方法がわからなくてナナ公に電話してきました。
FF7までは、ナナ公より先に解いていました。

愉快な父でした。自由に生きた父でした。

思えばナナ公の性格の愉快な部分は彼がこしらえたのかもしれません。
ありがとうございました。一生忘れません。



ナナ公パパ、まだ生きています。

へへッ。

てかねえ、ナナ公パパもう65過ぎてんだけど、マックもウインドウズも二台扱ってるし、当然プレステ2はやるし、2ちゃんねるも大好きだし、恋のから騒ぎとスマスマは絶対観てるし、洋モノのエロビデオ普通に棚に並んでるし、あゆのファンだし!

そろそろ落ち着いてほしいよ。大人なんだから。