ナナコウクエスト、そして還暦へ
昨日、メガネパパの還暦のお祝いをしたよ。内輪だけで。幹事は長男のメガネ。
プレゼントや食事会で10万くらいかかったよ。
大人になるって大変だよね…
昔ね、じゃなかった、ええと4年後のことなんだけどさ、じゃなくて…
ええとまあ17歳だけどね、ナナ公。
でもまあ聞いてちょ。
大学4年のときにね、友達の男の子がさ、お母さんにこういう言ったんだって。
「とりあえず50万くらい貯めたら、会社辞めて半年くらいのんびりして、また考えるよ」
っていうのはね、彼、大手のテレビ局と、小さな広告代理店受かってたの。
そんで、もちろん大手テレビ局のほうが、安定してるし、かっこいいんだけど、
彼が本当になりたいのはコピーライターだったので、
ここが考えどころって思ったわけね。
マスコミったって、いろんな仕事があるもの。
ナナ公、大学でマスコミ研究所に所属していたんだけど、
テレビ局や代理店のほかにも、出版社や新聞社を希望してる人も多かった。
マスコミには就職決まっても、思ってる業種と違うときもあったのね。
なら受けなきゃいいじゃん?って思うかもしれないけど、いろいろ試しちゃうのが就職活動中の学生ってもんですよ。
ナナ公もね、有名なゲーム会社(ってその時点でマスコミでもねえし)と無名の広告代理店に受かってて、
ちょびっと悩んだもの。
どっちに決めたか?
ずっとおつきあいしてくださっている皆様ならご存知ですよね?
で、まあ、その友人の男の子の話に戻るよ。
彼はね、とりあえず大手のテレビ局に就職して、お金貯めて、そんでそのテレビ局勤務っていうキャリアと、
それからまた専門学校でも通って、それで、大手の広告に行く計画をたてたのよ。
で、お母さんに言ったわけ。
「50万貯まったら、半年くらいフリーター(ニート?)になって、また勉強しながら広告めざすよ」って。
お母さんは答えたよ。
「あんた、金額と期間がぜんぜんあっていない」
ナナ公はさ、その話を彼と飲みながら聞いてさ、
「そう?10万で1ヶ月余裕だけどな?」って答えた。
彼も「だろ?10万あったら1ヶ月余裕だよなあ。俺、2万でもだいじょぶだわ」
その頃、彼は世田谷で2万のぼろアパートに住んでたし、
俺、貧乏暮らしぜんぜんイケる!って思ってたんだろうね。
ナナ公も。
女の子だから、もちょっといいとこ住んでたけど、10万あったら2ヶ月くらいイケると思ってたよ。
ばかだったなあ。
ムリに決まってるジャンね。
親がさ、全部払っていてくれたんだよね。保険料(保険証)も、住民税も、年金も。
ナナ公なんか家賃も、光熱費も親が出していてくれたんだよね。
10万なんて、あっという間だよね。
今さ、年収300万で生活してる人がたくさんっていうでしょ?
それ、なんか一見余裕?って思うよね。
だってひと月、約25万でしょ。余裕っぽいよね。
でもね、じゃあ仮に家賃が8万としましょう。光熱費を全部合わせて2万としましょう。
保険料や年金や住民税はそうだな…一ヶ月に直すと、3万くらいかな…22歳の人って設定だと…。
てことで、13万マイナス。残り、12万だね。
一週間に使えるお金は約2、3万ですね。
食費と生活費(シャンプーや歯磨き粉、洗剤等消耗品)でぎりぎりなんだよ。
美容院も行けないし、服どころか下着、いや生理用品も買えないよ。
本や映画なんて問題外。飲み会もムリ。突然電化製品がぶっ壊れたらオオサワギ。
何より怖いのは病気だよ。
年収300万てことは、きっと日給とか時給とかだよね。休んだらお金もらえないし、
なにより、病院にもかかれないし、薬も買えないよ。
それでもまあ、ナナ公は若者には一人暮らししてみることを強くおススメするよ。
親のありがたみもわかるし。
仕事と生活の両立も、ひとりでのんきなうちに経験しておいたほうがいいよ。
結婚とかすると、たとえ男でも、自分で家庭をきちんと維持していくことの大変さが段違いだからね。
女の子ならもっと大変だよ。
帰ってきたら、くつしたが落ちてたりするんだから。
なんかあれよね、金金金だよね。生きてくってお金って大事。しかたないよ。
愛より大事とまでは言わないまでもね。
なにより、家族に何かあったとき、それがお祝いでも不幸でも、自分にお金がないとなんにもできないよ。
ナナ公さあ、後悔しているよ。親元でのんきにOLやってたときにもっと貯金しておけばよかったなって。
家族が北海道から帰ってきたので、ナナ公は就職したあと世田谷を引き払って、
千葉に住んだんだよ。実家で。
そのとき、お給料はたいしたことなかったけど、食費2万入れた以外にはぜーんぶお小遣いだった。
結局、会社(そのマスコミね)辞めたとき300万くらい貯金あったけど、
しばらくまさにフリーターしてて年収300万生活してたら、
半分くらい2年でなくなっちゃったよ。会社辞めたとき実家出て中野で一人暮らししてたしね。
そのあと、資格とるために一回大学に戻ったので、授業料+無収入で、残りの半分もなくなっちゃった。
で、まああわてて今の仕事ついたんだけどね。
それもまあ、フリーター時代に知り合った、メガネと一緒になったので、辞めるんだけどね。
別に今の仕事に未練はないので、周囲の希望通り辞めることに何の抵抗もないし、
メガネの給料もあがるそうなので、
そろそろ専業ナントカになるのもいいとは思ってるの。
結構年齢も……17だけど…。
まああれよ。いろいろ不安だし、50万なんて大人になったらあっという間になくなっちゃうことも知っている。
それでいて、50万貯めることがどんなに大変かも知っています。
わかる?ボーナスなんて右から左。それが大人なんだよね。
がんばって節約主婦になるよ。
お待ちかねのナナ公の食卓もはじまるよきっと。
まずは今から、OL生活最後の年末調整でも書くよ。明治生命の証明書とかはっつけるよ。
ちなみに、ナナ公の友人のその男の子、初心貫いてちっちゃな広告代理店でコピーライターになった。
最初は運転手からはじまって雑用ぜんぶやらされたって。トイレ掃除もね。
今?
コピーライター名鑑に名前でてるよ。
転職して、大きい代理店にいる。でもフリーでもできるくらいの腕になったよ。
彼には結局、半年どころか1週間だって、フリーターのときはなかったよ。
プレゼントや食事会で10万くらいかかったよ。
大人になるって大変だよね…
昔ね、じゃなかった、ええと4年後のことなんだけどさ、じゃなくて…
ええとまあ17歳だけどね、ナナ公。
でもまあ聞いてちょ。
大学4年のときにね、友達の男の子がさ、お母さんにこういう言ったんだって。
「とりあえず50万くらい貯めたら、会社辞めて半年くらいのんびりして、また考えるよ」
っていうのはね、彼、大手のテレビ局と、小さな広告代理店受かってたの。
そんで、もちろん大手テレビ局のほうが、安定してるし、かっこいいんだけど、
彼が本当になりたいのはコピーライターだったので、
ここが考えどころって思ったわけね。
マスコミったって、いろんな仕事があるもの。
ナナ公、大学でマスコミ研究所に所属していたんだけど、
テレビ局や代理店のほかにも、出版社や新聞社を希望してる人も多かった。
マスコミには就職決まっても、思ってる業種と違うときもあったのね。
なら受けなきゃいいじゃん?って思うかもしれないけど、いろいろ試しちゃうのが就職活動中の学生ってもんですよ。
ナナ公もね、有名なゲーム会社(ってその時点でマスコミでもねえし)と無名の広告代理店に受かってて、
ちょびっと悩んだもの。
どっちに決めたか?
ずっとおつきあいしてくださっている皆様ならご存知ですよね?
で、まあ、その友人の男の子の話に戻るよ。
彼はね、とりあえず大手のテレビ局に就職して、お金貯めて、そんでそのテレビ局勤務っていうキャリアと、
それからまた専門学校でも通って、それで、大手の広告に行く計画をたてたのよ。
で、お母さんに言ったわけ。
「50万貯まったら、半年くらいフリーター(ニート?)になって、また勉強しながら広告めざすよ」って。
お母さんは答えたよ。
「あんた、金額と期間がぜんぜんあっていない」
ナナ公はさ、その話を彼と飲みながら聞いてさ、
「そう?10万で1ヶ月余裕だけどな?」って答えた。
彼も「だろ?10万あったら1ヶ月余裕だよなあ。俺、2万でもだいじょぶだわ」
その頃、彼は世田谷で2万のぼろアパートに住んでたし、
俺、貧乏暮らしぜんぜんイケる!って思ってたんだろうね。
ナナ公も。
女の子だから、もちょっといいとこ住んでたけど、10万あったら2ヶ月くらいイケると思ってたよ。
ばかだったなあ。
ムリに決まってるジャンね。
親がさ、全部払っていてくれたんだよね。保険料(保険証)も、住民税も、年金も。
ナナ公なんか家賃も、光熱費も親が出していてくれたんだよね。
10万なんて、あっという間だよね。
今さ、年収300万で生活してる人がたくさんっていうでしょ?
それ、なんか一見余裕?って思うよね。
だってひと月、約25万でしょ。余裕っぽいよね。
でもね、じゃあ仮に家賃が8万としましょう。光熱費を全部合わせて2万としましょう。
保険料や年金や住民税はそうだな…一ヶ月に直すと、3万くらいかな…22歳の人って設定だと…。
てことで、13万マイナス。残り、12万だね。
一週間に使えるお金は約2、3万ですね。
食費と生活費(シャンプーや歯磨き粉、洗剤等消耗品)でぎりぎりなんだよ。
美容院も行けないし、服どころか下着、いや生理用品も買えないよ。
本や映画なんて問題外。飲み会もムリ。突然電化製品がぶっ壊れたらオオサワギ。
何より怖いのは病気だよ。
年収300万てことは、きっと日給とか時給とかだよね。休んだらお金もらえないし、
なにより、病院にもかかれないし、薬も買えないよ。
それでもまあ、ナナ公は若者には一人暮らししてみることを強くおススメするよ。
親のありがたみもわかるし。
仕事と生活の両立も、ひとりでのんきなうちに経験しておいたほうがいいよ。
結婚とかすると、たとえ男でも、自分で家庭をきちんと維持していくことの大変さが段違いだからね。
女の子ならもっと大変だよ。
帰ってきたら、くつしたが落ちてたりするんだから。
なんかあれよね、金金金だよね。生きてくってお金って大事。しかたないよ。
愛より大事とまでは言わないまでもね。
なにより、家族に何かあったとき、それがお祝いでも不幸でも、自分にお金がないとなんにもできないよ。
ナナ公さあ、後悔しているよ。親元でのんきにOLやってたときにもっと貯金しておけばよかったなって。
家族が北海道から帰ってきたので、ナナ公は就職したあと世田谷を引き払って、
千葉に住んだんだよ。実家で。
そのとき、お給料はたいしたことなかったけど、食費2万入れた以外にはぜーんぶお小遣いだった。
結局、会社(そのマスコミね)辞めたとき300万くらい貯金あったけど、
しばらくまさにフリーターしてて年収300万生活してたら、
半分くらい2年でなくなっちゃったよ。会社辞めたとき実家出て中野で一人暮らししてたしね。
そのあと、資格とるために一回大学に戻ったので、授業料+無収入で、残りの半分もなくなっちゃった。
で、まああわてて今の仕事ついたんだけどね。
それもまあ、フリーター時代に知り合った、メガネと一緒になったので、辞めるんだけどね。
別に今の仕事に未練はないので、周囲の希望通り辞めることに何の抵抗もないし、
メガネの給料もあがるそうなので、
そろそろ専業ナントカになるのもいいとは思ってるの。
結構年齢も……17だけど…。
まああれよ。いろいろ不安だし、50万なんて大人になったらあっという間になくなっちゃうことも知っている。
それでいて、50万貯めることがどんなに大変かも知っています。
わかる?ボーナスなんて右から左。それが大人なんだよね。
がんばって節約主婦になるよ。
お待ちかねのナナ公の食卓もはじまるよきっと。
まずは今から、OL生活最後の年末調整でも書くよ。明治生命の証明書とかはっつけるよ。
ちなみに、ナナ公の友人のその男の子、初心貫いてちっちゃな広告代理店でコピーライターになった。
最初は運転手からはじまって雑用ぜんぶやらされたって。トイレ掃除もね。
今?
コピーライター名鑑に名前でてるよ。
転職して、大きい代理店にいる。でもフリーでもできるくらいの腕になったよ。
彼には結局、半年どころか1週間だって、フリーターのときはなかったよ。