ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

教育実習の思い出

昨日の記事で、ナナ公が教育実習にいったことがあるって書いたけど、
そのときね、ナナ公は友人の家に寝泊りさせてもらっていました。

ナナ公は千葉の中学校を卒業したんだけど、
大学3年のとき、父親の転勤で、家族は北海道へ。
ナナ公は、世田谷で一人暮らししていたの。

教育実習というのは、自分で実習先を探さなければならないのね。
たいていは、卒業校に行けば、受け入れてくれます。
ナナ公も、母校の中学校が、英語教諭として勉強させてくれることになりました。

でも、ナナ公の実家は北海道なので、ナナ公は世田谷から千葉まで毎日通うことになるかもしれませんでした。
それをきいた、中学の時の同級生が、
「私も同じ頃教育実習だから、良かったら家においでよ。うちのお母さんもそういうことならナナ公に泊まってもらえって言ってたよ」
と声をかけてくれたのです。

大人になった今考えると、ホントにありがたい話だよね。
今更ながらありがとうございました。

あ、ちなみに、この友人が、今、麻布でバッグの店出している幼なじみなわけです。

彼女にはお兄ちゃんがいました。当時23、4歳だったと思う。
ナナ公のあいまいな記憶によると、当時お兄ちゃんは浪人して留年して外国をふらふらしてたように思う。
とにかく、同居していなかったよ。

いや、ナナ公の記憶があいまいなのもしかたない訳があって、
そのとき21歳の、まだまだ感受性の強いお年頃のナナ公の友人は、
あんまりお兄ちゃんのこと話したがらなかったんだよね。

なんていうの?娘が父親のパンツと一緒に自分の洗濯物を洗ってほしくない的な嫌がり方かな。
高校のとき遊びに行って、友人と玄関(の中)で話してたら、お兄ちゃんがふらりと廊下を横切ったことがあった。
そのとたん彼女の形相が変わったよ。
「みた?みたッ??お兄ちゃんをみた???誰にもいわないで!言わないでッ!!」
・・・べ、別に普通だったよ?
普通だったじゃん、お兄ちゃん・・・

とにかく、彼女の家にお兄ちゃんは実質上住んでいなくて、
ナナ公は、お兄ちゃんの部屋に寝泊りすることになったのです。

友人に、ゴキブリ扱いされているお兄ちゃんは、どうやらナナ公とは趣味があうらしく、
本棚の本はどれもナナ公好みだった。

ほら、うちのメガネなんかもそうなんだけど、
男の人って、ハウツー本とか○○の裏話とか好きでしょ?「プロ野球界10年間の黒いスキャンダル」みたいなね。

でも彼女のお兄ちゃんは、ライトな小説とハードな漫画が好きらしくて、
推理小説の短編集とか、手塚治虫の「ばるぼら」とかなかなかコアな漫画とかありました。

読んでいいよ、とお兄ちゃん、ではなくて妹の彼女が言ってくれたので、
ナナ公は遠慮なく読ませてもらいました。

机の方は嫌な予感がしたので触らなかったよ。
エロ本とか見つけちゃったら、大惨事だからね。
だって、考えてみてよ。妹の友人が、自分がいない間に自分の部屋で寝泊りしてエロ本発見するなんてさ。
・・・今だったら大捜索するけどね。まあナナ公もまだ学生だったから。

でも、本棚の方にも罠があった。

101・・・だっけ?

文庫本の後ろからでてきたよ。
当時、流行っていた中国の育毛剤

他にも何種類か、資生堂のとかあった。

ナナ公は、友人を呼びつけて、数本並んだ育毛剤を前に、二人で大笑いした。
友人も知らなかったお兄ちゃんの秘密。お兄ちゃんの悩み。
大笑いしたね。
こっそり元の位置に戻したね。

青春時代のいい思い出になったよね。ハハハハハハハ。