ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

ドナルドダックの彼女と迷子の子犬

都合の悪いことは何でも英語でごまかすデイジー
ナナ公の学生時代の友人です。

街で道を聞かれたとき、ディズニーランドで男の子に話しかけるとき、
英語を使う女、デイジー

なぜ?

本人曰く「なんにも嘘はついてないよ!ただ、英語で言っただけ。日本人じゃないとも言ってないし」

さて、自分もバイトするディズニーランドに一般客として遊びに行った際に、
バイト中の男の子(仮名:ミッキー)に英語でナンパ仕掛けて、見事に玉砕したデイジーですが、
やっぱり英語の神様はデイジー天誅を下しました。

いつものように、トゥモローランドの土産物屋のレジでバイトしているデイジー
そこへ、小学校低学年推定6歳の男の子がやってきました。

仮にプルートとしましょう。

プルート、泣きながら、デイジーに言います。
「お財布なくしちゃったの」

デイジーはプルートの手を引いて、店内を一緒に捜索。しかしいくら探しても見つかりません。

「いくら入ってたの?」と聞くデイジーに、
「800円くらい・・・」と泣きながら答えるプルート。

ああ、君の年の800円は大金だね。まだお母さんにも言えないで、私のところにきたんだね。

子供好きじゃないくせに、子供に優しいデイジーは、絶対この子の財布を見つけてみせると思いました。

「ねえ、この店にくる前はどこに行ったのかな?」

プルートは答えました。

「フライングワールドツアー・・・」

げッ!
ミッキーが看板持ちのバイトしてるとこじゃねえか!

し、しかたない。連れて行ってあげよう。財布のこと聞いてあげよう。

しかしさすがに表からアトラクションに入っていく勇気はなく、
プルートを連れて、一般客の知らない裏口へ。
ワールドフライングツアーの事務所のドアをノックしました。

「ハイ!」

爽やかな返事とともにドアが開いて、そこに立っていたのはなんとミッキー!!

『そ、それで、どうしたの?』
そう聞いたナナ公に、デイジーは言ったよ。

『もちろん、流暢に聞いたよ。日本語で。
 そんで続けてしゃべった。この子がここで財布落としたみたいなんですが、ありませんか?って。日本語で』

『そ、それで、どうなったの?』

『すごい黙ってた。しばらくずっと私のこと見てたけど、
 遺失物にありました、ってビニールの青い財布渡してきたよ。
 ありがとうございました、って私がドア閉じるまで、ずっと私のこと見てたよ』


・・・さあ、これで、デイジーの楽しい英会話の三話連続記事はおしまいです。
このあと、アトラクション同士の合同飲み会が開催されて、
デイジーとミッキーが偶然同じテーブルに着いたときのことは、もうしません。
実はミッキーが同じ大学だったというオチも、もうしない。続きは皆さんで想像してください。

だってクリスマスだよ、今日!
デイジーの話なんかはじめちゃったせいで、ナナ公ったらこんな日にこんな記事!!

チッ。

じゃあみなさんメリークリスマス!
あなただけのサンタクロースとステキな思い出をつくってくださいね!