ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

刑事コロンボ ―ナナ公の憧れたアメリカ―

最近テレビには、年末年始に予約録りダメしてた番組が映ってることが多いです。
昨日は、ジャニーズカウントダウンの歌番組なんかも観たけど、あれどうですか?

森光子、余計だよね。

・・・って今更な感想ですか?

それはそうと、昨日連続で観てしまったのが「刑事コロンボ」です。
年末、4chで深夜に放送されていました。
裏では8chが「古畑任三郎」。

なるほどねえ。

さて、ナナ公は、子供の頃コロンボ観てました。大好きでした。
ナナ公の実家って、推理モノ大好きな父親がいてね、本やテレビもその系統が多かった。

で、コロンボ、昔観たときはすごい興奮したよ。
最初に殺人が行われて、視聴者は犯人を知らされる。
殺人が発覚して(まあ死体が発見されてってことですが)ロサンゼルス警察の殺人課コロンボ刑事登場。
最初から観ているはずの視聴者も気がつかなかった、動機やトリックをずばりずばり的中させていくのです。

昨日、ナナ公が観たコロンボは以下の2作でした。

1.「構想の死角」
二人組みの推理作家がいます。だけどよくある話で、実際に小説書いているのは一人。
もう一人は、いわゆるスポークスマンです。宣伝マネージャーですね。
で、実際に書いてる方が独立したいと言い出して、スポークスマンが銃殺。

このトリックがね、被害者を殺人者の別荘に連れ出して、
そこから被害者に「今、仕事場だけど遅くなる」って妻に電話させます。その会話中にピストルでズドン。

妻は当然警察に連絡するけど、仕事場にはなんの痕跡もありません。死体も血痕も。そりゃそうだ。
現場は別荘だもの。

で、殺人者は、今知らせを聞いて別荘からとんできたみたいに装って、戻ってきます。
翌日こっそり自分のうち庭に、死体を放置。

そこで「きっとこれは脅しだ。マフィアのことを書こうとしたから彼は殺された。僕ももう小説は書けないかも」
とか言い、保険金を受け取ろうと狙います。

コロンボがこの犯罪を見破る決め手は非常に簡単で、
被害者のメモからです。「ジャックとジルが二人で山へ。一人は死体で帰ってきた」

つまりこの殺人トリックは、殺された被害者がもともと推理小説のネタとして思いついたものなのです。

そのメモをつきつけて、コロンボは言います。
この素晴らしい殺人計画は、あなたのパートナーが考えたものだ!と。

犯人降参。

ええッ???

だってそれ単なる状況証拠だよね?
別荘に行ってたというけどあなたにも殺人はできた、っていうだけだよね。


2.「別れのワイン」
ええと、これはね、ワイン工場を経営している雇われ社長の兄と、そのオーナーである弟の話。
兄は真面目な人物で、25年かけてワイナリーを名門に育て上げ、ついに今年のワインに貢献した人という名誉ある賞に選ばれます。
しかし弟は4度目の結婚をしようとしていて、ワイナリーをうっぱらっちゃおうとしています。
で、兄が弟を撲殺。といいますかこの時点では気絶させただけなのですが。

まあ結論から言うとね、
コロンボは「先週は真夏日があって、うちの冷蔵庫がこわれちまった」という話を
犯人の兄にしてみせて罠にかけるのです。

兄は、弟の死体をワイン蔵に隠すんだけど、その場合なぜかちゃんと鍵がかけられないって設定なの。
で、一週間の出張に出かけてアリバイづくりし、帰宅後、海に弟の死体を投げ込むというトリック。
最初、弟は溺死扱いになっています。

で、コロンボの罠にはまった犯人は、一人、高温のワイン蔵でダメになってしまったワインを海に投げ込んでいるとこをつかまります。

ええええッ??

そこで自白?

だってそんなの、うっかりワイン蔵閉め忘れたでいいじゃないの!



・・・いやあ、久々に観たコロンボ、かなり強引だよ。
こんなだったっけ?
古畑ファイナルも観たけど、まだ古畑のほうがずっとしっかりしてる。
状況証拠だけじゃなくて、ちゃんと「あなたにしかこの殺人は犯せない」って証明しているもの。

今日もまた2本観るつもりです。いやあ楽しみ。

・・・ってねえ、ちゃんとやれって話ですよ。ナナ公。
実は今、DVD-Rに木更津キャッツアイをダビングしようとしていて、
CM部分のチャプター消去してるのね。
その最中にふらっと観てしまうの。てへへ。これってあれですね。
本棚の整理中に漫画読み始めちゃうあれ。PC使って仕事中なのにブログ見ちゃうあれ。