ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

ルール無用

いきなり第1回の怪人から、大ピンチ!いやーん!の、ナナ公!
このまま、夜の公園で、残虐ピエロにナニされてしまうのか!?
http://blogs.yahoo.co.jp/pedal_note/3199522.html

「ちょっと待つぜ!ナナ公の悲鳴が聞こえたぜ!おちおち夜の散歩もできないなんて、
まったく生活しづらいぜ!」

2mを越す長身、満月に突き刺さる、とんがり帽子のシルエット、あれは・・・
ナナ公ヒーローズ、諜報部隊のマジック・マッシュ・ルール!
http://blogs.yahoo.co.jp/kenzyax1979/3465178.html?p=1&pm=c
http://www.geocities.jp/nanakou_shibuya/kyattu_ai001.mid


残虐ピエロ、略して残ペロ、いや、エロが、背後のルールに気をとられてる隙に
ナナ公は素早く、エロの下から抜け出した。
いやーん、いつのまにか、お洋服がぼろぼろ!
かまいたちにでもあったような、切り裂き傷でいっぱい・・・

「よくも、僕のお楽しみタイムを邪魔してくれただわさ!」

シャキーン!
え?エロのまるまるした、白い手袋に包まれた手から、長い爪がとびでてる!
ナナ公のお洋服の繊維が絡まってるわ・・・
あっぶな~、あんな鋭い爪で、ナナ公の柔肌をまさぐるつもりだったの?
パンツは脱いだまま。
そっちの凶器は、たいしたことなさそうだけど。くす。

ルールが舌うちして言った。

「ちっ。今どろんじょやわわの本部に偵察に行ってきた帰りだぜ。ナナ公、いや、ナナ公様、彼女は本気だぜ、しかも今、彼女は下着を・・・」

シャーッ!!
きゃーっ、エロの爪が伸びてナナ公を襲う!
ルールがナナ公を、横抱きにして、ベンチの裏に飛び込むんで間一髪。
背の高いルールの胸にしがみつくナナ公。

「ナナ公様、ここは自分に任せて、逃げてほしいぜ。エロは自分がなんとかするぜ」

「でもっ。でも、ルールは諜報活動専門のスパイでしょ?デマで敵を壊滅させる、おくちのプロ。こういう実戦には向いてないんじゃ・・・それに、やわわんが下着をどうしてるのかも気になるし・・・」

「また後で、報告するぜ!」

そう言うと、ルールはナナ公を突き飛ばしたわ。

「うひゃひゃ・・・報告ゥ?命があったらだわさ!」

「そいつはお互い様だぜ!」

ルールが「マジックマッシュ!」と叫ぶと、頭にかぶったとんがり帽子から、
たくさんの蝶が飛び出した。
紫色にけむってきらきらしてきれい・・・あれ?エロが咳き込んでいる?

「きたないぜ!じゃないきたないだわさ!毒の粉なんて、卑怯だわさ!」

「ルール無用!」

「ならばこっちも手加減しないだわさ!」

エロが空中で一回転すると、大きな玉がでてきて、エロはひらりと玉の上に降り立った。
そしてすごい早さで、玉乗りのまま突進。長い爪をふりまわして。

「ナナ公様、行くがいいぜ!そのほうが、安心して戦えるぜ!」

この戦いがどうなったかは、ナナ公知らないの。
そう。
ルールに背中を押されるがまま、その場から逃げ出したから。
あれから、エロにもルールにも会ってないわ。
でもきっと無事を信じてる。

ともかくナナ公は、ぼろぼろの服を押さえながら、
このへんでかくまってくれそうな、やすなりさんの焼肉屋を目指して歩いてた。
http://blogs.yahoo.co.jp/mejiroyasuo6

街灯がない一角を曲がったときだったわ。

いきなり後ろから伸びてきた皮の手袋に、ナナ公は口をふさがれたの!

「ふふふ・・おまえが千人目の女だ!!」