ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

サイレント・レボリューション

あのね、この書庫の、これの前の記事でも、トラックバック貼っちゃったけど、
最近やっぱりどうしてもテレビのニュースは、「女は子供を生む機械」だね。

わかりやすいしね。やっぱりね。


この書庫の最初のほうに、私書いたかもしれないけど、サイレント・レボリューションって言葉。


書いてないっけ?まだ性の話まで行き着いてないモンね、この書庫もね。


もう10年以上前に読んだジェンダーの本でね、
「いつか女は子供産まなくなる。それは女からの革命だ。サイレント・レボリューション、静かなる革命である」
って一文が今でも忘れられないよ。

男の時代への不信感が、女に子供を生む意欲をなくさせるっていうことなんですけどね。

ナナ公、今みたいな少子化問題のことはちっとも考えずに、
そうなりゃいい、って思いました。


だって、子孫を残すっていう生き物の最大前提をできる性別は女なんだよ。
遺伝子を次世代につなぐことが出来る性は、女なんだよ。


なのに、なんでこんなにオトコは威張ってるのさ。


その答えもいろんな本に出てた。

女のほうが優位だからなんだって。生物的には当然遺伝子を残せる性別のほうが上だからなんだって。
だから、弱者に優位をゆずってあげたんだって。


こんな考え方、あの大臣と同じかもしれないけどでも書いちゃうね。

ナナ公は本当にそうだと思う。

だって、強いものが力を持っちゃいけないんだよ。

ノブリス・オブリージだよ。ロイヤル・デューティだよ。
その国で一番飢えている者が、その国の王でなければいけないんだよ。
逃走の時はしんがりをつとめるのが、一族の長なんだよ。


そのうちこういう結末に、この書庫は行きつくつもりだったんだけど、今ちょっと書いちゃうね。

だってあの大臣があんなこと言うんだもの。


オトコめ・・・・・・バカジイサンめ・・・・・・

そんなことばっかり言ってると、取り返しちゃうぞ!
女が権力をとりかえしちゃうぞ!!


女が子供産まなくなるのは、男社会に対する静かなる革命なんだぞ!
もしレイプされて妊娠しても、女には最終手段として自殺って道もあるんだぞ!

まあね、それはできないけど・・・。




女の帝国?だっけ。昔読んだフィクションでね、近未来の話なんだけど、
男と女が完全に分かれてくらしていてね、男と女は年に一度交わるの。
そんで女は子供産んで、もし生まれた子供が男だったら5歳のとき男の町に行かせるの。
そんでしばらく父親と暮らして、15歳のときにどっちの町で生きるか決めさせるのね。
そもそも男は、圧倒的に女を支配してるの。
男のいうことは女は絶対服従なの。なんていうか女たちは女の町に軟禁されているようなものなのよね。

でもなかには、15歳になっても、母親と別れるのを拒んで、女の町に残るものもいるの。
そんな男は、ヨワムシの弱者、女よりも劣ったものとして、まさに女の腐ったのとして、
去勢されて、女の町で一生、女の奴隷として暮らすの。




ねえ、この記事読んでる男性の方、どうする?



残る?行く?


この話の主人公は14歳の少女でね、1年早く交わりの祭りに忍び込んで、
男の町から来ていた16歳の少年と恋に落ちるの。

彼女は、女の町を飛び出してしまうんだよね。恋する男の側にいたいから。


でも、祭りの夜の甘い少年の囁きは、その後もずっと続くわけではなくて、
彼女は男の(外の)世界での、いろんな暴力にさらされていくの。

男の世界は暴力と戦争の世界。彼女もレイプはもちろん、奴隷のように売り買いされたり、さらわれたりするの。


でもやがて、彼女を探しに来た、女の町の奴隷の男30歳くらい?の青年に助け出されて、
やっと女の町に戻れるの。

そんで、お母さんの胸で泣く。


そのときお母さんはね、彼女にこんな話をするんだよ。

「ねえ、私たちがあんな男たちの、ケダモノ同然の生き物の子供を本当に生んでると思うの?
 私たちは、この町に残った男の子供しか産まない。
 バースコントロールして、祭りの夜には妊娠しないようにしているの。
 ただ抱かれているだけ。
 あなたの本当の父親は、あなたを助け出した男。去勢なんてしてないのよ。
 戦って奪う生き方でなく、守る生き方を選んだ男の子孫を私たちは残していくことを決めたの。
 この町に残った男以外、男はこの事実を知らないわ。
 争いを好まない平和な男の遺伝子だけを次に残していきたいの。
 少しでも未来が良くなるように」


彼女には弟が一人いて、彼女は「彼はこのことを知ってるのか?」とお母さんに聞きます。

お母さんは、もちろん教えていない、といいます。
息子を失うことになるかもしれないけど、それでもこういう戦い方しか私たちにはできないから、と。

彼女は思います。でもウチの弟は優しい甘ったれだから、きっとこの町に残るわね。と。



しかし数年後、弟は男の町へと行ってしまうのです。

涙で見送る彼女に、お母さんは言います。

「しかたないの。あの子の父親だって、この町の男だった。
 優しい男から優しい息子ができるとは限らない。今までだって、この町に残ることを選んだ男は、
 100人に1人。賢くて優しい男はそのくらいしか生まれないのよ。
 でも私たちは信じて生み続ける。いつか全ての男がこの町に残ってくれることを」


そういって母親が号泣するシーンで、この話はクライマックスを迎えるんですよ。



なんか、うまく今の少子化とか女は機械発言とかについて、ナナ公が思うことを表現できそうにないので、
こんな昔読んだ本の話してみました。


男性諸君、本当にごめんなさいね。


別に劣ってるなんて思ってないですよ。
でも、生物学上は力がないことを忘れないでほしい。

力がないからこそ、知能の発達したヒトという種は、男に実権を与えたってことを、
忘れないでいてほしい。





なあんて、つい最近まで思っていましたが、ナナ公も子供ほしいなって思う年齢になって、
またちょっと考え変わりました。

変わったって言うか・・・別によく考えたら、女だって男のためだけに子供産むわけじゃないですしね!

自分がほしいからですよね。エヘヘ


バブルへGO!っていう映画の予告CMでね、阿部ちゃんが、
「浮かれて暮らすのも悪くない」
って言ってたけど、まさにその通り。


今だってワタシタチはみんな、オトコもオンナもトシヨリもガキも、バブルにいるんだよね!


生きてるってことはバブルなんだよね。


バブルのときはみんな知ってたけど、今はみんな忘れちゃったね。今だってバブルなんだよ。
人生なんて一瞬の泡だよ。


こんな時代だから子供生んでもトカナントカ考えてないで、生みたかったら生む、ヤなら生まない!でいいんだね。

でもまあ思うのはね、生きてる間は子供ってきっと何もしてくれないとは思うんだよ。
愛する存在だけど、老後の面倒なんてみてくれないと思うんだよ。

だけど死ぬときに、死への不安を取り除いてくれるものは、
神様でも来世への期待でも、死後の世界への興味でもなくて、
自分の血を分けた子供のような気がします。

自分のいけない未来へいく存在が子供なんだろうなあって思うよ。



まあいろいろ話がとんじゃったけどさ、
要するに、もうオトコのジイサンの政治家には期待するのはよそうってことかなあ。
きっとこの先もあの人たちはたいしてイイコト思いつかないだろうけど、
でもそんな世の中でもナナ公は生みたいと思う。自分のために。
あの人たちのためにじゃなくて。



まるで「お父さんのようになっちゃダメ!」って子供に言い聞かせる母親そのものですな、この記事。ハハハ


しかし、本当に革命起こしたいなら、
子供を生まないより、反撃する子供を生むことが一番正しい道なんだろうとかも思ったりするんですよね。ハハハハ


幸い、あなたの子供を生んでくれる女性をつかまえた男性諸君、彼女を大事にしてくださいね。
じゃないと、必ず反撃されますからね。ハハハハハ



ついでにここにもトラバっちゃうけどさ、機械発言問題に関しては、けいよいさんの記事の、
政治家のジイサンの一番の問題は機械発言じゃなくて、「女頑張れよ女頑張れよ」って意識だろうってのが、
ものすごく同意。
てめー少子化問題を女の問題にしやがったな!ってキモチですね。チッ

そもそもそんなオクチの軽さで政治やっていけると思うな!
身内(国内)の問題だから、もうオトーサンとはクチきかないッ、で済むけど、
よそ様(国外)の前で、うっかり発言したらもう取り返せないんだぞッ!!チッチッ

ジャッ