ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

続・三丁目の夕日 ―映画書庫がないから漫画書庫―

昨日、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」観てきましたよ。


前作を観てない人が観る映画じゃないし、制作側もそのつもりで撮った作品です、これ。
たぶんすごく興行成績良かったんだろうね。
前作観た人は絶対またきてくれる、その人数以下来てくれれば充分、そういう映画。

なので、私も前作との違いから感想書きますね。


前回は、30年代の男の映画でした。
お父さん、青年、少年、そしておじいさん?の映画でした。


堤真一演じる、戦争帰りの昭和の父親、
吉岡秀隆の役の、東大卒でいまだに小説家になる夢を捨てられない青年、
そしてゲームもパソコンもない時代の少年達、
三浦友和は、空襲で妻子を失った年取った町医者。
 


平成との大きな違いは、

 お父さんは家庭にとってとても身近な存在で、この堤の役の場合は自宅兼会社の自営業。
 たぶんそういう家は多かったんだと思います。八百屋とか飲み屋とか。

 吉岡の役の青年は、原作ではおじいさんですが、青年にして良かったと思います。
 現代にも多い、フリーターの夢追う男なのですが、
 現代と違ってそういう人間の数はとても少なく、周囲からは人間のクズだと思われている中で意地を張る、
 実は意志の強い男なのです。

 少年達が描くのは、当時の子供の楽しみや悲しみです。
 堤の息子役の一平ちゃんはテレビが来た!と大騒ぎしたり、扇風機で遊んだり、
 その一方、戦後の混乱や貧しさの中で、
 親に捨てられて母親の友人の水商売の女性に預けられる子供もいます。
 この少年、淳之介は、縁あって吉岡の住む駄菓子屋に居候することになります。

 老人は、戦争でいろんなものを失ってしまったが、  
 自分だけの幸せを追求することなく、他人のために淡々と生きていく。
 よその子のためにサンタクロースに扮したりと、誰かの役に立てるということが彼の楽しみです。



実は、原作では男性だった、青森から集団就職で上京してくるロクさんは、
堀北真紀になっていて、女の子のロクちゃんになっています。

でも、彼女の暮らしは、
男の子でも女の子でもかまわない、
当時の故郷を遠く離れて一人よその家に預けられる淋しさとたくましさの表現なので、
可愛い彼女にして、画面も華やかになったので良かったと思いました。



特に2では、かなり女の子ならではの活躍が目立ちました。

 
2は、昭和の女がメインです。

 薬師丸ひろ子は、やさしく強く控えめな母ですが、実は戦争前に結婚を誓い合った人がいました。
 彼は、戦後帰らぬ人となり、薬師丸は今の夫・堤と一緒になったのです。
 今回の2では、前彼とばったり再会することになります。
 彼はシベリアに行っていて5年前にやっと帰ってきていたのでした。
 
 ロクちゃんには、小さな恋が訪れます。
 一緒に集団就職してきた青年が彼女を訪ねてくるのです。
 でも、彼は、東京の暮らしで道をはずれかかっていました・・・。
 一方で、ロクちゃんのファッションにも注目です。当時のワンピースやカチューシャ、可愛いです。
 お出かけ先は、石原裕次郎の映画。ジャニーズにはまる女の子のようで可愛いです。

 さて、一平ちゃんには同じ年のはとこの美加ちゃんがいるのですが、
 美加ちゃんは成城に住むお金持ちの生意気な少女でした。
 ですが、彼女のお父さんが事業に失敗して、ダムに出稼ぎに行くことに。
 お母さんを早くに亡くしてひとりぼっちになる美加ちゃんは、一平ちゃんちに預けられるのです。
 この美加ちゃんはまるで平成の子供のようです。
 一平ちゃんちでは、食事がまずいピアノもない銭湯に行くのはいや、とわがまま王女様のように振舞います。

 しかし、ロクちゃんのお姉さんのような優しさや、薬師丸の母のような愛情に触れて、
 心の壁がなくなっていきます。
 そして、周りの子供たちがみんな家のお手伝いをしているさまをみて、変化していくのです。

 たばこ屋のおばあさんは、町の住民全員のおばあさんのようです。
 三浦友和の医者が、本当は心優しいのに仕事柄子供に嫌われているのに比べて、
 もたいまさこが演じるたばこ屋は、
 厳しい口うるさいおばあさんですが、若者には恋の相談をもちかけられたりしています。
 しかし、彼女も戦争で夫も息子も亡くしているのです。

 さあ、前作ごらんになった方は、気になっているストリッパー役の小雪と、
 文学くずれ・吉岡との恋の行方ですが、
 お互いに身をひきあってしまいます。
 女は「私のような女が、彼のようなカタギの男の人とはつりあわない」と。
 男は「俺みたいな甲斐性なしじゃ、彼女に苦労させてしまう」と。

 しかし男は、彼女を迎えにいくために一念発起します。本気で芥川賞を狙いにいくのです。




と、まあ、だらだらあらすじ書いてしまいましたが、
私的にはどうもこのメインの二人の恋がねえ・・・。イマイチでしてねえ。
当時の風景や暮らしを描き出していることにおいては、前回以上に素晴らしい出来の2でしたが、
メインストーリーが恋愛っていうのがね・・・。

ま、恋愛映画やドラマにまったく興味のない免疫ゼロのメガネは、感動したそうなので、
これはこれでいいのかもしれないです。ウン。

今回一番好きだった人物は、淳之介の実父、小日向文世が演じた川渕でした。



さて、昨日は六本木ヒルズで観たのですが、生まれて初めてネットで席を予約してからいきましたよ。
なかなかいいです。かなり便利ですね!
これから時々利用しようと思います。

ヒルズではお茶しました。

イメージ 1


IDEE CAFE(イデカフェ)というカフェで、マフィンとカプチーノたのみました。
セットではないですが、あわせて850円。

テラス席に案内されて、通りはさんで向かいがルイヴィトンでした。
雰囲気も、マフィンの味も、お値段もグッドでしたが、店員さんがばたばたしてるのがちょっと気になりました。
若い子ばっかで仲間意識で仕事しているんだろうなあ。

デカフェを出た後は、テレ朝ショップにいきました。
メガネがガチャガチャやりました。東映英雄列伝というガチャガチャです。

ロボット探偵Kがほしかったようですが、怪傑ズバットがでました。

イメージ 2


これ、シークレットなんですよ!怪傑ズバットにはシークレットがあるんですが、これがそうだったんです。
本当は仮面かぶっているらしいです。

イメージ 3



この他に、時効警察のボールペンと、電王グッズ買いました。ウフフ。