ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

あいのり! ―恋するお仕事―

あいのり、見てますかー?
男女7人で、ワゴンに乗って世界中旅しながら恋する企画番組です。

恋に落ちたら、告白して、相手がOKならキスして帰国。

出演は、応募して集まった素人さんたちです。

でも、この番組ってヤラセ疑惑の深い番組ですよね。
昔やってた、電波少年と同じで、アポなし演技なしでこんなふうになるものなのか?
っていう疑惑。

ナナ公はこう思う。

ヤラセじゃない。

ただ、あの人たちは、こう言われてるんだと思う。
「世界旅行につれていってあげるかわりに、絶対に恋してください」
役者志望とかミュージシャン志望とか、多少のセミプロは時々混じるけど、
基本的にはオーデションで選ばれていると思います。

ただ、恋するのが仕事なんです。
恋できないなら、帰れ!って言われていると思う。だって番組だし。
ビジネスだし。
ボランティアで、旅行連れて行ってあげる義理ないし。

この間のオンエアでは、参加者の一人が「恋もしないで9ヶ国もなにしてんだ」みたいに
ののしられたのを発端に、全員をまきこむ大ゲンカになっていました。
まあそれは、その彼を好きな女の子が、彼のはっきりしない態度にキレタっていう、
本気の罵倒ではなかったんですが・・・。

きっと参加者みんな、それは感じてるんです。
恋しなくちゃ、って。恋できないならここにいられない、って。
恋する契約。

参加する期間に出会える異性は、入れ替わりもあるので、約5~7名です。
不思議だよね、日本ではもっとたくさんの出会いがあると思うのに。
みんなそれまで、恋できなかったのに、
ワゴンに入るとできる。おちる。

恋って、する気になればできるものなんだ。

てか、スタッフには最初からある程度見えてるのかもね。
この子とこいつはくっつくぜ、って。
こういうタイプいれれば、こいつ恋に落ちるぜって。

まあいいか。
神様も似たようなことしてて、私たちには毎日出会いがあるんだから。

さて、ナナ公が、あいのりを見ていて、ヤラセどうのこうの以上におもしろいと思うのは、
今現在、このテレビを本人も見てるかもしれないってことです。

だってさ、普通はきがつかないよ。
そしてそのまま終わるんだよ。

あの子が自分を好きだったなんて、知らないまま終わるんだよ?

でも、番組みれば、わかっちゃう。
ああ、あのとき、あの子こんな気持ちだったんだって。
ああ、あのヒト、私じゃない子を好きだったんだって。

ええと、宣伝みたいだけど、私のこのブログの「ナナ公のつくり話」で、
「変化なし」「オトコノサガ」「勘違いの恋人」を順番に読んでもらえると、よくわかってもらえるかも。

恋なんて誤解ばっかり。

しかも、あいのりでは、誤解解くヒマもない。
だって告白したら、終わりだから。
OKなら一緒に帰れるけど、ふられたら、一人で帰国。
普通ならできる(したくないかもしれないが)、コクったあとのアプローチが全然できないんですよ。
人間って、告白されて、相手のことが気になりだす場合も多いと思うのにねえ。

いろんな意味で追い込まれて、恋をしてる7人の男女。

いやあ、あいのりって面白いですよ。