ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

サトラレ ―声の大きな正直者―

サトラレってテレビにも映画にもなってるから、みなさんご存知ですよね!

原作もおもしろいよ!

映像から入ると、漫画の絵のイメージに抵抗があるかもしれないけど。

サトラレは、
本音と建前の葛藤を見透かされたときが一番辛い、
んだって。

だから、
正直で生きろって。思ったことは何でも口に出せって。

そうすればもし、自分がサトラレだって気がついたとき、
一番リスクが少ないからって。
恥ずかしさで死にたくならないってこと。

私は、サトラレになりたいよ。

サトラレだったら、みんな最初から私に秘密を言わないね。
私に言ったら、周りの人に筒抜けだから、最初から気持ちのいい話しか聞こえてこないし、
世界はそういうものだって信じて生きていける。

もし、サトラレだって自覚して、本音と建前の葛藤を見透かされてたことに気がついても、
そのうえで、周りの人は私に接してきてくれたんだ、って、思うと、きっと感激すると思う。

それに、人々が、サトラレを受け入れるのは、
その天才性という特異性ではなく、
たぶん、あんまり自分と変わらない類似性を、愛しく思うんだよね。

人の心がよめれば、コミュニケーションはもっと簡単で、
たとえば、好きなあの子の心が知りたいってときにも使えるのかもしれないけど、
人に心をよませるほうが、もっと簡単だ。

ナナ公は、いまいちだめな人間だけど、もっとだめなところを見せていこうと思う。
そして人のだめなところに気がついても、自分と同じなんだから、むしろそこを愛していこうと思う。

サトラレってすごい漫画だね。

まあ、元ネタは、自分の存在に対する疑惑だろうねえ。
モノ創る人間て、世界に対する疑心があるから。

この世界は自分を騙すためにつくられたんじゃないかって、思うことあるもんね。

でも、騙そうとしてるのは、私のことが好きだからだ。
きっと。

騙してる事実や、真実よりも大事なことはそこだと思う。

なんだろう、友達が愚痴を言ってるとき、
正論で諭すより、
友達が愚痴を言いたい気持ちや、私に相談してきたその思いに、
答えるほうが、たぶん正解だ、っていうのに似てるかな。

男の人たち、気をつけてね。
正論が正解じゃないよ。
よく、彼女に友達のことや仕事のこと相談されて、
ものすごい大真面目に正論はいて、彼女を傷つけちゃう人いますよね!

大事なのは、内容よりも、あなたに優しくしてもらいたい彼女の気持ちです。
内容に答えるんじゃなくて、
彼女の心に応えてあげてね。

ほーんと、自分達ばっかり、優しくしてもらいたがらないで!
男とか女とかの前に、同じ人間だ、なんて青臭い言葉うんざりだけど、
自分がしてもらいたいことを相手もしてほしがってるんだよね。ってこれまた青臭い言葉!

てか同性同志でもそっか!

まあ騙してるのは、相手を好きだからだけど、なかなか騙すのも高度なテクニックが必要そう。
それに私、そこまで優しくできないことも多いし、
ナナ公は、むしろサトラレ側で。これからも心をよまれる側の方向でいこうと思います。