ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

2005-07-25から1日間の記事一覧

ライン 4―③

低くて優しい声だった。男の人は、近くで見るとけっこうしわがあって、僕のお父さんと同じくらいの歳に見えた。手や指にいっぱい傷がある。 陽介も拾い集めたものを、おばあさんがひろげた袋に入れている。ぼくもいくつか拾って、そこに入れた。おばあさんは…