ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

イカロスの翼

先月、みんなのうたブームが、ナナ公周辺のブロガーさんたちの間で巻き起こり、
そのとき、「イカロスの翼」をブログに貼り付けていた方もいました。

イカロスは、ダイダロスの息子。

ダイダロスクレタ島のミノス王の宮殿に仕える天才大工。っていうか手の器用な人ネ。

彼はある日、内緒で、ミノス王の美貌の妻パシパエ王妃から頼まれます。

「私は、宮殿で飼っている雄牛に恋してしまった。あの雄牛とセックスするいい方法はあるかしら」


ダイダロス仰天。しかし、天才。しかもとても手が器用。


・・・ってことで、パシパエは雄牛の子供を身ごもることになるわけですヨ。


まあ、このへんの詳しいいきさつは去年のナナ公の記事で。
http://blogs.yahoo.co.jp/nanakou_shibuya/27101645.html




やあ、今頃ですが続き書いてマスヨ。エヘ。
ギリシャ神話の英雄の一人、テセウスを巡る人間達のお話の続きでござるヨ。




まあ、パシパエが、牛頭人ミノタウロス(主食は人間)を生んでしまったのは、
こういうわけでダイダロスにも責任の一端はあるんですよ。

なので、ミノス王はダイダロスに、ミノタウロスを閉じ込める牢屋をつくらせます。
その命を受けて、ダイダロスがこしらえたのが、かの有名な大迷宮。
クレタのラビュリンスです。

でも全てを知っているダイダロスが、褒められるわけも、許されるわけもありません。
ミノス王は、ダイダロスを高い塔の天辺に閉じ込めてしまいます。


ってかダイダロスさんヨ!

アンタ、ちょっといい気になりすぎ!


頭がいいから、誰かに相談されるとすぐ解決策を見つけられちゃう。
手先が器用だから、すぐ必要なものつくってあげちゃう。

でも、その結果をいつも見誤るんだよね。


塔に閉じ込められても、ダイダロスは脱出方法をすぐ発見します。
そう、有名な話ですね。イカロスの翼ですね。

ダイダロスは落ちてくる鳥の羽を灯り用のロウでつなぎ合わせて、
一緒に閉じ込められてた息子イカロスとともに、背中にくくりつけて空へと逃げ出したのです。

でも幼い息子は、狭い部屋から逃げ出せた喜びと、空を飛んでいる興奮ではしゃぎすぎて、
太陽に近づきすぎて羽をつなぎ合わせているロウが溶けて、墜落死を遂げます。

一人、悲しみのダイダロスは、どこかに去っていったという・・・


ダイダロスの浅知恵と、天才的な腕は、周囲も自分も不幸にしてしまうだけだったという・・・



さて、今更トロイの木馬を引き合いに出すまでもなく、
ギリシャ神話はどこか事実をもとにつくられているふしがあります。

クレタの大迷宮も現実に遺跡が残っています。

実際はどんなことがあったんでしょうかね。





さあここからナナ公のお得意の妄想がはじまりますよ!



牛とヒトの間で生殖は不可能ですから、パシパエが雄牛の仔を生むことはできません。
だから、彼女が生んだのは、障害があったか、
もしくはダイダロスとの不倫の子だったのかもしれないですね。

そして、王妃との不倫の罪でダイダロスは塔に幽閉。
そう。その不倫の子・イカロスとともに。

こうなってくると、イカロスの死には作為が感じられますね。
不倫の子とはいっても、王妃パシパエの息子。
ミノス王からすると、万が一に自分の息子である可能性もあるのです。

簡単には殺せなかったのかもしれませんね。
そして悲しいことに、それこそが真実だったのではないでしょうか。

美しいパシパエと若き天才技師ダイダロス。嫉妬深いミノスは、誤解をしたのではないでしょうか。

やがて、少年になったイカロスはミノスにそっくりに育ち、
王の跡継ぎ争いの芽のひとつになりそうな危険を予知した、他の王子が、
ダイダロスに殺人を申しつけたのではないでしょうか。

ある日、ダイダロスイカロスを、塔から突き落としたのです。

ダイダロスは、その王子の手によって塔から助け出され逃がしてもらったのです。




ナーンチャッテ。

いやいや、ナナ公の妄想ですよ!こんな妄想は関係なく、っていうか忘れて、
ミノタウロスを退治に自ら生贄に志願したテセウスの話の続きをしなくちゃネ!って皆さん覚えてました?

http://blogs.yahoo.co.jp/nanakou_shibuya/27101645.html
の続きですったら!!!!