ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

ナナ公と神話

待つ女、ペネロッペイア

トロイア戦争で、最後の一手を決めた知将オデュッセウスの名前は、オデッセイという言葉に残っています。 オデッセイとは「長い旅」「旅立ち」等の意味に使われます。 それは、オデュッセウスが、戦争に出てから故郷に帰るまで20年かかったからです。 トロ…

月光のアルテミス

名前は忘れちゃいましたが、ナントカっていう王子が、猟犬をお供に狩りの最中、 ふと森の奥にあったひらけた場所に迷い出ると、そこはきれいな泉でした。 そこではアルテミスと、お付きの侍女のニンフたちが水浴びしていました。 日本にも似たような昔話があ…

パリスの審判=ゼウスの判断

ペルセポネの記事で「例外はアルテミス」なんて書いてしまいましたが、 なぜ例外かといいますと、女の子なのにスで名前が終わってるから。 あれだけでは、アルテミスがなぜ例外なのかわからないですよね。 つい自分が知ってることはみんなも知っているはず、…

少女漫画的ハッピーエンドなペルセポネ

ペルセポネー。もしくはペルセフォネー。 アルファベットではphの綴りなので、ポかフォか悩むところ。 本当はペルセフォネーのほうが感じでてると思います。 でも打つには楽だからペルセポネでいこう。 他にもアフロディテなのかアプロディテなのか、そも…

月桂冠をかぶったことありますか?飲んだことならありますが。

さて、昨日のお昼に更新した記事「カッサンドラ」ですが、 ギリシャ神話に詳しい方なら、「あれ?」とお思いになったでしょう。 そう。 カッサンドラは神官の娘ではありません。 トロイの王様の娘、つまりお姫様です。 ってか当たり前だよね。パリスの妹なん…

美しすぎる肢体・ヘレネ

さて、お昼に更新した記事「カッサンドラ」ですが、 ギリシャ神話に詳しい方なら、「あれ?」とお思いになったでしょう。 そう。 オデュッセウスはスパルタの男ではありません。 イタケー島の男です。 ギリシャ神話のギリシャというのはですね、おおざっぱに…

カッサンドラ~カツサンドじゃないよ

ニコラスケイジのNEXTっていう映画、観たことありますか? 今からネタバレしますから、ご注意ください。 ニコラスは二分後の世界がみえる予知能力を持っています。 普段はこの能力を生かして、カジノでちまちま稼いで暮らしています。 しかしこの能力に気づ…

アリアドネの糸玉

べっ別にネタがないけど、今日は更新しなきゃーとか思ってないよ? テセウスの話、完結したいだけなんだからー! ・・・ってことで、去年から放置していた英雄テセウスの話の最終話ですよ。 テセウスってなんでだか知らないけど、父アイゲウス王から離されて育…

イカロスの翼

先月、みんなのうたブームが、ナナ公周辺のブロガーさんたちの間で巻き起こり、 そのとき、「イカロスの翼」をブログに貼り付けていた方もいました。 イカロスは、ダイダロスの息子。 ダイダロスはクレタ島のミノス王の宮殿に仕える天才大工。っていうか手の…

ナナ公は神獣占いだと白虎だった

そうそう、知ってる人も多いと思うけど、 やがて年取ってボケたナナ公自身のために書いておこう。 中国の神話(?)ですよ。 いや、中国の神話っていったら、・・・なんだっけ・・・ほら、あの、大公とかでてくるやつ・・・。 も、もう忘れちゃってるよ!! い、いや…

ローマ神話ではプルート、ギリシャ神話ではハデス、日本神話ではイザナギかな

ナナ公の入院中に冥王星が、太陽系の惑星からはずされちゃったね。 ちっこいから。 250年もかけて太陽をまわる頑張り屋なのにね。 ってか太陽ってすごいよな。 太陽を東京タワーに例えると、水星が港区内で東京タワーを中心に半径50mでくるくる廻って…

ミノタウロスの誕生

ギリシャ神話にはたくさんの英雄が出てきます。 ギリシャ神話って、そういう英雄の化け物退治の話か、恋愛沙汰ばっかりだもんね。 今回は英雄の一人、テセウスの話をします。 でも、ナナ公、あんまり、このテセウスって魅力感じないんだよね。 強いだけで、…

ナルキッソスとエコー

けいよいさんってゆーブロガーさんとこで、水仙の神話が書かれていました。 とかいっても、まあ、水仙(英語でナルシス)の語源は、 「ナルシストな青年が、水面に映った自分の顔に見とれて花になってしまった」 というだけの簡単な扱いで、 細かくどうこう…