ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

美人妻ナナ公の事件簿4


「あら、けいよいちゃん

志武矢市が主催するミス志武矢コンテストを、
そのあまりの美しさで、ミセス志武矢コンテストに変えてしまった今年度の優勝者、
美人で有名なナナ公、いやナナ公と書いて美人と読む、その人ナナ公さんが笑顔で迎え入れてくれた。


「こんにちは」


私は、この夏ちょっとした事件に巻き込まれ、そのとき以来ナナ公さんと親しくさせていただいている。

私の名は、けいよい。狂徒県から来年はこの志武矢市に引越しする予定の高校生だ。


「どうしたの?」

相変わらずまばゆいばかりの笑顔だ。と、日記には書いておこう。


「実はちょっと相談がありまして・・・」


このナナ公さん、私がこの夏巻き込まれたちょっとした殺人事件の容疑を晴らしてくれただけでなく、
最近起きた、図書館司書殺人事件を見事に解決したらしい。天才だ。

図書館の司書の女性のポケットから、
犯人と思われる電話番号を書いたメモがバラバラになって発見されたそうだが、
ナナ公さんは、被害者が生前はなしていた言葉から、その数字が、あいうえお順に並んでいることを推理し、
警察に知らせたのだ。

ちなみに、その番号195-3286(いち・きゅう・ご・さん・に・はち・ろく)に警察がかけたところ、
犯人は女だったそうだ。

司書と浮気していた夫の妻だったらしい。



さて実は私は今ちょっと困っていて、またついナナ公さんを頼って訪ねてきてしまったのだった。
まあナナ公さんの笑顔が見たかったのも理由の一つです。ハイ。


「実は、明日から旅行に行くんです。
 知り合いの人間と一緒に行くんですが、待ち合わせの場所と時間がわからなくて・・・」

「知り合い?」

「ええ。たぬきさんといって、今私がバイトしているアクセサリーショップの店長さんなんですが・・・」

そう言って私は、ナナ公さんに次のようなメモを見せた。

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「ああ・・・これはね」

そう言うとナナ公さんは、花のように微笑んで、メモに魚のボールペンで線を引いた。

「ほら、読んでごらんなさい」

「あっ」


ナナ公さんはさすがだ。容姿端麗で頭脳明晰だ。女神さまだ。
誰も見ることのない、この私の秘密日記だけど、一応そう書いておこう。怖いから。


問題:さて、けいよいちゃんは何時にどこに行けばいいのでしょうか。







ええと、今日の夕方、京都からなんか小包が届きました。
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いっぱいはいっていたよ!きっと少しずつ馬鹿らしいものを見つけるたびに、
ウチに送ろうとためたんだろうね。ハイジの白パンだね。

あっ、馬鹿らしいものの中にも本当に嬉しいものもありました。
うどんとかうどんとかうどんとか・・・

あっ、あっ、ほら、これ、けいよいさんからのカードです。
上の写真で左端にある、愛って書いてあるカードでした。
なんでけいよいさんは、こんなデザインのカード買ったんですかね?

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ご本人も混乱されているようですね。
ってかこの、岡山の桃ペンとどっかの魚ペン、明日からパートで使います。
みなさんがふらっと入った銀行のパートのおばちゃんの制服のポケットから、
魚がはみでていたらそれはナナ公です。

仕事中なので、サインはできませんが、こっそり写メくらいはしてもいいですよ。




ああ、最後になりましたが、今回のクイズの暗号にちょうど良かったので、
ブログ友達たぬきさんにも急遽友情出演していただいちゃいました。
特になにかねだってるわけではないので、ご心配なさらずに・・・ククク