ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

シフォンケーキとミルクのコンフィチュールと、マトリックスの感想ちょびっと

イメージ 1


月曜日、教室でつくってきたよ。
アールグレイのシフォンケーキとミルクでつくったコンフィチュール。

この日、ナナ公の担当の先生の授業の時間が変更になるから最後の授業で、帰りに一緒に写真撮ったよ。

先生から一緒に撮って!って頼まれたんだから!本当だよ!エッヘン

イメージ 2




青森出身の美人の面白い若い先生で、すごく気があったからちょっと残念ですよ。
でも、土日は渋谷のバーでバイトしてることも知ってるので、また遊べることもあるでしょう。クス


夜、メガネが帰宅したので、夕飯のあと型から出してコンフィチュールかけて食べました。
このミルクのコンフィチュールは、牛乳と生クリームと砂糖を煮詰めてつくったもので、
ミルキーの液体版みたいな甘くて優しい味がします。

イメージ 3

イメージ 4




さて、観ましたよ、マトリックスレボリューション。
マトリックス三部作の完結編。


まあ、映像とかがやっぱり面白かっこいいので、映画館で見ても損はなかったかもしれないけど、
もともとの1が持っていた哲学的な世界観はなくなってしまっていましたよ。

私たちのいるこの世界がコンピュータープログラム内の仮想現実で、
まあ言って見ればシムシティみたいなもんなんですが、
そこに人類は全員接続して、みんなで同じ夢を見ている、
(この接続してマトリックス内で生活することを映画ではプラグイン、といっています)
ということが暴かれるのが1です。

もちろん主人公ネオも最初はどこにでもいるサラリーマンだったのですが、
ある組織によって無理やり覚醒させられてしまうんですよ。
現実の世界に。


いやー、1観たのは映画館だったし、もう10年近く前なので、
うろ覚えなんですが、確か、現実の世界は30世紀の地球かなんかで、
コンピューターに頼りすぎた進化機械文明の結果、人類は機械に乗っ取られてしまった…的なかんじでしたよネ?

で、機械は、人類から生体エネルギーを供給されているので(どういう仕組みかは知らんですが)、
人類を滅亡させるのではなく、この21世紀の地球という架空現実で遊ばせている…みたいな…ネ?


ま、ネオを目覚めさせた組織は、その、荒廃した30世紀の地球で、
マトリックスプラグインしていない少数の人類なんですよ。
彼らの基地…っていうか人類最後の町の名はザイオン
独自のコンピューターシステムで、プラグインしてマトリックス内に侵入することができます。

しかしもちろん、機械からすれば、彼らはウイルスみたいなもので、
マトリックス内に侵入すればすぐわかります。
そこで、スミス、というウイルス排除プログラムを送り込みます。白血球みたいな役割ですね。
スミスはマトリックス内ではスーツを着た男性の姿をしています。


いくらマトリックスという架空現実、まあ言ってみれば夢?の中とはいえ、
現実の世界にもばっちりリンクしています。
とはいうものの、現実世界の出来事そのままがマトリックス内に起きるわけではありません。

よくあるでしょ?夢占いでもさ、「犬にかまれた夢をみました」とか言うと
「その夢の中の犬は、あなたの自尊心を象徴しています」とか。ああいうかんじです。

たとえば、ネオが覚醒するときには「この薬を飲めば真実がわかる」と言って飲ませます。
その薬を飲むという行為が、現実の世界では覚醒という行為になっているのです。

たとえば、ザイオンの戦士たちがマトリックス内から脱出するときには電話を使います。
電話の相手は、現実世界で待っている他のザイオンの仲間です。
電話がつながると同時に、現実に戻ってこれます。要は、目が覚めるということなんですけどね。


そして、マトリックス内でも死ねば、現実にも死んでしまいます。



白血球スミスの役割は、マトリックス内でのザイオン排除でもありますが、
いまだ現実世界でザイオンの場所を特定できない機械側にとっての唯一の、人類への攻撃でもあるのです。

さて、ザイオンがネオを目覚めさせた理由は、
彼が機械に勝つことのできる救世主だという予言があったからです。

ま、この予言を伝える預言者ともマトリックス内でしか会えないのでね、
怪しいことは怪しかったんですよ。

だって、ザイオンにはいないんだもの、預言者の本体。


最終的に、救世主として目覚めたネオは、マトリックス内のすべてのプログラムを
瞬時に組み替えることができるようになります。
銃弾は止められるし、空は飛べるし、もうなんでもアリ。



まあタイトルそのままですよ。リ・ロード・イド。
何度もロードされたプログラム。っていう意味です。

前の記事でも書きましたが、ネオの存在は機械側からしてどうしても必要なウイルスなんですよ。
どんな理想世界のマトリックスをつくろうと、今のようなマトリックスをつくろうと、
なぜかどうしても破綻ができてマトリックスは自然破壊してしまう。

そしてその破綻の起きる時期には必ず、ネオが生まれてくる。

そしてそのたび、機械は、
(ちなみに映画ではこの機会側の最高権力頭脳のことを設計者、と呼んでいます。
 例によってマトリックス内では人の形で現れます。白いひげの老人の姿です)
ネオに選択させます。

つまり重要なのは、ネオ、というある意味この世界を自由にできる神のような存在の人類が、
自分の自由意思でマトリックス内に残る(つまり永久プラグインする)ことを
選択することが大事なのです。

そのための預言者だったのです。預言者は1では人類の味方風でしたが、実はコンピュータープログラム、
いってみればスミスと同類で、マトリックスの維持専用プログラムだったのです。

このリロードはすでに5回行われていて、そのたびそれまでのネオはマトリックス内に残る選択をしたようです。


ところが、6人目のネオのこのときに、それまでとは違う事態が起こります。


ひとつは、現実世界でザイオンが機械に発見されたこと。
機械からすれば、マトリックスに接続されている人類さえいればいいのであって、
ザイオンは皆殺しにしてかまわない人類です。

もうひとつは、白血球(まあ映画ではエージェント、と呼ばれていますが)スミスの暴走。
スミスはネオとの戦いを通して、ネオの能力の一部をコピーしてしまったようです。
スミスにとってネオの能力は、他人を(人類・プログラム問わず)自己と同化させる、という形で能力化されているようです。


2のラストでは、このスミスに殺された(マトリックス内で)ネオの恋人(ザイオンの戦士の一人です)を、
ネオが生き返らすところが、まあ言ってみれば最大の山場?でした。
つくづくマトリックス内でのネオは神ですねえ。

しかし、二人揃って無事現実に戻ったのもつかのま、
なぜかネオは、現実世界の機械戦車(センティネルと呼ばれている、意志をもった機械戦士かな?)を
マトリックス内同様に、プログラム変更してぶっ壊します。なぜこんなことが可能なのさ!

そして気絶。そして3へ。



やあ、つくづく映画館で観た方は「オイオイ!」と思ったのではないでしょうか・・・


で、3ですが、冒頭でネオはマトリックスと現実のはざまの駅で目を覚まします。
まあ駅、というの形もむろん象徴ですよ。
たぶん現実世界でいうと、コードなんだと思う。配線の中なんだと思います。

マトリックス内とはいえ、死んだ人間を生き返らすという大技をやってのけたネオには、
有線でプラグインしなくても、無線でプラグインできる能力が身についてしまったようです。

2のラストで現実のセンティネルをぶっ壊した能力もこれと同じ理由みたいですよ。

さて、この駅ですが、ここはプログラムが人間の形になってマトリックス内に密入国するための場所です。
ネオも、マトリックスに移住したがっているプログラムの親子と駅で出会います。

親玉はメロビンシアン?でしたっけ?そんな名前のプログラムなのですが、
彼が、このシステムを取り仕切っています。
マトリックスは機械の憧れでもあるようです。一種の天国的な存在のようです。

このように、機械(設計者)VS人類(ザイオン)という大きな対立の構図以外に、
ただただマトリックス内で遊ぶことを目的とするメロビンシアングループ、
どちらの味方もしていない予言者たち一派のプログラム、
そして、ネオの能力をコピーしたスミスたち(スミスは次々にいろんな人やプログラムを自分に同化させていくので、全員スミスです。クスッ)
で3の世界は構成されています。

そうそう、預言者なのですが、全く機械側の仲間というわけでもなく、
むしろ人類側の味方のプログラムみたいな存在のようです。
これもまた預言者という機械に感情が芽生えて、自らそれを選択したということのようです。

このへん、ちょっと宗教的です。ギリシャ神話のプロメテウスを思い出します。
機械から見たら、愛なんていう幼稚な感情(映画では「愚か者と同じ行動パターン」と言われています)
に左右される劣った人類を愛するというのは、
神であるプロメテウスが、神々を裏切ってまで人類に味方したあの神話を思い出しますねえ。

で、最終的に、ネオは機械と契約します。
自分がマトリックス内に戻ること(これはそれまでの5人のネオと同じ選択ですね)と、
マトリックスを自分で埋め尽くすつもりのスミスをマトリックス内で倒すことを条件に、
ザイオンへの攻撃をやめてほしいと。

つまり、現実世界で目覚めている少数の人類はこれから先も、機械に滅ぼされることなく、
増えていくことができるというわけです。


当然、ネオはスミスとの戦いに勝ちます。当然ね。


3の最後のシーンは、マトリックス内での預言者と設計者の会話で終わります。
場面はニューヨークの公園です。まあ老人二人がおしゃべりしてる構図です。

設計者は、今後人間との関係はどうするつもりなのか、という預言者の質問にこう答えます。
「もうザイオンには手を出さない。
 そして、もしこのマトリックスから出たいものがあれば、出て行ってもよい」と…。



ってか!

本当にこれ、ラストシーン???


私この間テレビで放送されたの見ただけなので、なんだか疑問ですよ!カットされてない?


だってねえ、私なら絶対このあともうワンシーン続けるもの!

それは、
1でネオがされたように、観ている私たちに対して薬を飲むか飲まないかの選択を、
カメラ目線のネオが迫るシーンですよ!


それでこそのマトリックス完結だと思うんだけどなあ。
楽園を追われた…っていうかきっと胸張って出て行ったアダムとイブのように、
この現実が嘘で、外には本当は真実の恐ろしい世界があるとしても、この映画を観た人たちは、
それでもその薬を飲む!みたいな感想(もしくは「飲まないなあ、アタシー」)を
持ってもらうことが真の完結だし、わかりやすかったんじゃないかなあ。



ってことで、これ。
イメージ 5


前の記事で習った、カレーとナンとラッシーですよ。早速我が家の週末のランチです。
やっぱりナンって簡単!メガネが寝ている間に朝こねて焼いてもいいくらい簡単でした。