ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

美しすぎる肢体・ヘレネ

さて、お昼に更新した記事「カッサンドラ」ですが、
ギリシャ神話に詳しい方なら、「あれ?」とお思いになったでしょう。

そう。
オデュッセウスはスパルタの男ではありません。
イタケー島の男です。

ギリシャ神話のギリシャというのはですね、おおざっぱに言いますと、たくさんの島々からできている地域です。
そしてトロイもスパルタもアテネもイタケーもギリシャの一部。
まあ言語が同じなんでしょうね。

戦国時代の、あるいは幕末の日本みたいな場所をお考えください。

薩摩も長州も土佐も会津も江戸も全部、島だとお考えください。

パリスのヘレネ略奪事件はですね、日本に例えるとこんなかんじ。

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薩摩の美人姫篤姫が婚活をはじめたと聞いて、
あちこちの藩の男が名乗りをあげました。

その際、薩摩の王は、娘が原因で争いを呼ばぬよう、
また、娘の夫の安泰、ひいては娘の幸せを願い、集まった男たちにひとつの命令をだしました。

「今、ここに集まった男たちは、娘の夫になった男のピンチはなにがあっても助けるように。それが娘にプロポーズする条件だ」

で、美女篤姫は土佐の龍馬王子を選ぶわけですが、
この婚活イベントに参加していなかった伊達男政宗王子が、姫が土佐に渡った後、
奪い去ってしまったわけです。

てなわけで、薩摩の西郷王子も江戸の家康王子も、そろって伊達藩を攻めることになったのです。

更にこの戦争は、神々を巻き込み、婚活の場にいなかった近隣諸国を巻き込み、
長く激しいものになっていくわけです。

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ってことで。イタケー島のオデュッセウスですが、この妻のペネロッペイアがねえ。


ってことで、ペネロッペイアの話はちょっと先にします。


まずはダフネの話がしたい。それからアルテミスの話。そしてペルセポネーの話。
しかし本日昼間ものすごく長い記事あげてしまったので、
ダフネの話はまた明日。

この記事のタイトルにした、絶世の美女ヘレネについてさらっと思うことを書いて終わりにします。

ヘレネ

この美女のせいで、ギリシャ地方は大事になり、たくさんの英雄の命が失われ、
たくさんの女たちの運命が激変しました。

でもねえ、ヘレネ

どんな性格だったのやら。一切、彼女発信のお話がギリシャ神話にはありません。
なので、パリスがさらったのは、ヘレネそっくりの雲だったという説もあります。
ならば無言、無味無臭なのもわかります。


ここでお得意妄想ナナ公の考える「本当は何があったのか」。

ヘレネ、殺されたんだと思います。かなり、無残に。パリスに。
理由はちょっとわからないですが、王子でありながら羊飼いとして育てられた経歴のパリスですから、
強姦殺人だったのかもしれません。

まあこの羊飼いってのもさ、いろんな解釈があってね…ってそれはアルテミスの話のときに。

死んだ女、しかも悲劇の女は美しい。美人OL殺人事件。美少女女子中学生誘拐事件。
美しすぎる死体・ヘレネ

諸国の王たちも
「ああ、あの子が?」「俺、昔あったことあるよ」「てか割と可愛かったよな」
「てかトロイほしくね?」「今ならヘレネちゃんの復讐ってことで名義たつよな」
「あの子はきれいだったし」「ああ、きれいだった!」「すげー美人だった!」
「へへへ…俺実はあの子とヤッちゃったことあんだよね」「うっそ、俺も」「俺も」「気のいいコだったよな…」
みたいな感じで始まったように思います。

男ってさ、自分を好きな女には弱いからね。
情を通じた女に甘いのが男。ああだからカッサンドラもアポロンとヤッとけばよかったのに。



まあでも。
仮に。
本当に。

さらわれたヘレネ王妃奪還戦争だったとして、こんなにヘレネが沈黙を守っているのは、
結局パリスが好きになっちゃったんじゃないかと思うんですよね。
男をひきつけずにはおかない派手な外見に似合わず、案外平凡な女ヘレネ

愛してくれる男の愛にこたえるのが女の幸せ。
ってかアタシ、あんまり頭良くないし、ここでこの人と生きていこうかな。

どっちにしてもオマタは緩めなイメージです。

ですが、もしそうなら、ナナ公は案外ヘレネ好きです。なかなか可愛いように思います。




あ、今、メガネも帰ってきたので続き…ではなく、ダフネの話はまた明日。フフフ予定通り。

しばらくヒマヒマなので、昼休みに記事書いて、こっそりアップしようと思います。
ご興味ありましたら、お付き合いください。じゃっ。