ナナ公の独り言

都内在住既婚会社員女の日記です

ミッション:8ミニッツ

昨日は湘南国際マラソンがあったそうですね。
友人が毎年出ているのですが、今年も完走したそうです。
さっきメールきましたよ。今日は会社休んでるんだよ、って。お疲れ様!

私は昨日、一日中寝てました。もうホント一日中。起きたのは、ご飯作るときと風呂はいるときだけ。
昨日の昼寝?時間は6時間はあったと思う。
たぶん風邪ひいてるんだと思うんですよ。さすがにこんだけ寝れるとなるとねえ。

しかしその前の夜、遅くまで出歩いていたので、そのせいかもしれません。

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十番の酉の市みたあと、ヒルズで映画見てきました。
私は、もうこの手の話大好きなので、だいぶ前から楽しみにしていました。
ミッション8ミニッツ。

それはそうと、上の写メをよく見ていただければお分かりかと想いますが、
シネマイレージ、今年で使わないと!有効期限が今年いっぱいだ!
8ミニッツで使っても良かったのですが、水曜日のレディースデーだったしさ。
どうせなら、何の割引もないときに使いたい。

さて、ミッション8ミニッツですが、これ、ネタバレなしで感想書くのは難しいです。
友達はマラソン完走、ナナ公は映画の感想…なんちゃってー!!

…まず、ネタバレナシの感想書くので、下の枠内までは観る予定の方も大丈夫です。


では、ネタバレナシ感想です。

まず簡単なあらすじから。

主人公は空軍に所属するスティーブンス大尉です。
シカゴ郊外で起こった通勤列車テロの犯人を捜すために、特別なミッション中です。

このテロで、列車は爆破され、生存者はゼロ。
ところが、一人の死者の脳と、スティーブンスの脳をつなぐことによって、
この死者が死ぬ直前の8分間を体験できるという最新ハイテク技術があり、
ティーブンスは、爆破8分前の列車内にこの死者…歴史教師のショーンといいますが、
ショーンの肉体に入り、体験するのです。

列車テロの犯人は、このテロを連続テロの第一弾、と言っていることもあり、
早く犯人を見つけ、報告し、現実の世界で逮捕しないといけません。

ショーンの肉体に入っている間は、自由にその体を使え、
ティーブンスは何度も、8分間にトライし、犯人探しにチャレンジすることになります。



ええと、ややネタバレかもしれないけど、このあらすじの時点で、
私が見る前に感じた感想を書きますね。


ふっしぎー。だってさ、ショーンはもう死んでるわけだし、
死んでる人の記憶は、その本人が見て聞いた範囲しかないはずなのに、
なんでその他の場所まで、再現されてるんだろう?

そんな私の疑問とはおかまいなく、話はどんどん進みます。

このテロは、朝の通勤列車を狙って行われたこともあり、スティーブンスが列車内に入ると同時に、
見知らぬ女性が親しく話しかけてきます。
毎朝、同じ列車で、顔見知りになり、いろいろ話している相手のようです。

ティーブンスは彼女に惹かれていき、
彼女がすでに死んでしまっているにもかかわらず、なんとか助けられないものか、と
思いはじめます。


それでは、私のネタバレナシ感想ですが、
ラストはいろんな解釈ができますが、基本的にハッピーエンドです。
立ち上がって拍手したくなるような爽快感はありませんが、後味悪くもありません。
途中の過程は、かなり息苦しく感じます。
スピード感より閉塞感のほうを強く感じます。

テレビで見るより映画館で見たほうがよいです。
明るい雰囲気の中で見ると、あの息詰まるようなかんじが味わえないと思うから。


では、次の枠内から、ネタバレ感想とラストの解釈を書きますよ。
観る予定の方は、観ないほうがいいと思います。



では、ネタバレ感想いきますよっ。

主人公はいきなり列車の中で目覚め、
最初のミッションでは自分でも状況がつかめないところからスタートします。

このミッションに参加するまでの記憶がないんですよね。
彼の記憶は、軍のヘリコプターに乗っていたところからいきなり列車の中です。

ここからまず、彼自身にもなにか起きているのでは?と観るものが思いはじめます。

…ヤフーブログには字数の制限もあるので、もういきなりラストの話しますが、良いですか?


ええとですね、とにかく彼は犯人を特定します。そして、それを伝え、
現実の世界で犯人は捕まり、連続テロは阻止されます。

これでミッションは成功なのですが、彼はもう一度だけ列車に戻りたい、
そしてその時、自分の生命維持装置も切ってくれと願います。

そう。
彼もすでにほぼ死んでいたのです。ヘリの事故で、体半分がふきとび、
脳を含む上半身のみだけ、このミッションのために生かされていたのです。

いやあ、私もそうだろうな、と序盤で気づきましたが、
もっと悲惨な姿、例えば脳だけ残されているとか思っていたので、
上半身が残っていたことに逆にびっくりしちゃいました。

彼が現実だと思っている、ミッション用ポッドも彼の脳の中にしか存在しないもの、
言ってみれば、主人公にとっては、すべて夢の中なのです。
彼は二つの夢、列車とポッドを行き来して、彼の脳に直接アクセスしてきている、
ミッションの担当者とやりとりしているのです。

事実を把握した主人公は、もう終わりにしたいと望み、
ミッション担当者の女性に、
もう一度だけ列車に行かせて欲しい、そして8分後に生命維持装置を切ってほしいと依頼します。


で、ですね、この最後のミッションで、彼はテロを未然に食い止め、
列車の爆発は起きず、なんと、その8分以降の世界に存在し続けてしまいます。

歴史教師ショーンとして、新しい生活が始まるのです。


さて、この解釈ですが、

パラレルワールド
これはプログラムでもそのように書いてありますし、
そもそも、このハイテク装置は、死者の記憶部分にとぶのではなく、
平行世界、つまりパラレルワールドにとぶ仕組みだったというものです(開発者としても予想外)。
だから、ショーンの記憶部分以外の場所も再生できていたというわけです。

②天国説
8分以降の世界は、すべてスティーブンスの死後の世界というもの。
だって、あくまでこの装置はタイムマシンではないんですからね。

③ショーン霊媒師説
実はコレが、ナナ公の説です。
だってね、①でも②でも、そもそも受け入れ側のショーンは絶対に死んでしまうんですよ。
いっそ仮に装置=タイムマシンと仮定しても(それはないのですが)、
ショーンだけは、その後の人生はないのです。
ショーンのみはどんな解釈してもハッピーエンドではないんですよ。

なので、ナナ公は考えました。
そもそもこの二人、ショーンと彼女は惹かれはじめており(そのことはすぐわかります)、
ショーンは彼女だけでもなんとか助けたかった。
なので、自分と波長の合う男を過去の死者の中から蘇らせた。
…とまで言っちゃうと、それはそれで違うだろ、とは思いますが、
ショーン側にも何らかの受け入れ態勢と、彼自身の祈りがないと成立しないラストだと思っています。

まあ、①と③の合体説があのラストだと思っています。
ってゆーか字数制限で、他の説が書けません。
本当は、すべてシミュレーション装置の中とかの説も考えましたよ。
岡嶋二人の「クラインの壷」チックになりますが。しかしそれを言い出すと、どこからどこまでが、
映画を観ている私も、このブログを読んでいるあなたも、所詮脳みその幻影…
まあ長くなりそうなんですよね。ちぃっ。



てなかんじです。
この映画、マトリックスのその先へ、とか、西澤保彦の「七回死んだ男」SF版、とか、
そんなキャッチコピーをつけたいです、私なら。
似ている映画は、「恋はデジャブ」「バタフライエフェクト」「ネクスト」。
上記の作品のうちふたつまでは、このブログでも記事書いてあります。


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↑今、ヒルズでは、ドラクエ展やっているそうです。
職業決めて、数人でパーティを組み、
過去のドラクエのあれこれが展示されたダンジョンを進み、竜王を倒すことができるらしいです。

ちょっと行ってみたい。誰かナナ公とパーティ組んでくれませんか?
六本木のルイーダの酒場はもう閉店しちゃってるのかな?