ゼロ時間へ④

4回目、最終回です。
ええと、覚えてる方いますか？

と、ここで、この「ゼロ時間へ」の解説ばーっとやってもいいんですが、
それも今までの焼き直しなだけなので、
許して！
忘れちゃってた方は、もいちど①から読み直して！
ほんとはこの4回目は一ヶ月くらい前に書くつもりでした！

てことで、ネタバレ、犯人、いいまーす。

犯人は、夫でーす。
スポーツマンのハンサムな夫でーす。

前の妻と別れて、新しい若い奥さんをもらったこの夫、
実は、ふられていたんですね。
前の奥さんは、この男を捨てて、でていった。
世間的には、男が浮気して、若い女にはしり、離婚したように見えていましたが事実は逆だったのです。
プライドの高い彼には、それは許せないことだったのです。

彼は、お金持ちの叔母を殺害し、その罪が、前の妻にかかるようにした。
前の妻を、絞首刑にしようとしたのです。それが彼の殺人計画でした。

最後のシーン、バトル警視が真犯人を言い当てるとき、警視は言います。
「今が、ゼロ時間なのです！」と。
そう、無実の彼女が、殺人者にさせられるこの瞬間が、ゼロ時間。
犯罪の瞬間なのです！

しかし、バトル警視は、犯人を見破りました。
警視には娘がいて、濡れ衣をかけられると反論できずに肯定してしまうタイプ。
だから、怯えた前の妻が、殺人の罪を肯定したのも、嘘だと見抜けたのです。
また、目撃者の証言も、彼女を無実の罪から救いました。
目撃者は、真犯人が、屋敷に忍び込むところを見ていたのです。

ですが、それは嘘でした。

目撃者は、嘘の証言で、彼女を助けたのです。
バトル警視もそれは知っていました。
しかし、嘘の証言の裏にある、真実に気づき、その証言を信じたふりで、真犯人に迫ります。

真犯人は、絶叫して罪を認めます。

ですが、この話で、私が一番感動したとこは、
くだらないですが、やはりやはり、ラストページの、恋が成就するシーンです。

犯人かどうかは関係ない、助けようと決めた。

いいなあ！