テッド2、クーキー、キングスマンの感想です
今月は、
テッド2→クーキー→キングスマンの順に観て、
私的に面白かった順位は、
キングスマン→テッド2→クーキー
でした。
テッド2とクーキーは、両方ともヌイグルミのクマの話ですが、
内容は真逆です。
クーキーはチェコの人形劇映画です。
ピンクの痩せた小さい優しくて勇敢なクマの名前がクーキーで、
クーキーは、ゴミ捨て場から持ち主の少年の元に帰る冒険に出ます。
上の画像は、ゴミ捨て場から街に戻る途中にある森を、森の長とブリキの車で抜けるところ。
新宿武蔵野館のロビーに人形が飾られていました。
実際に使われたものかな?
テッド2も新宿で観ました。新宿TOHOシネマズ。
テッドは御存知の方も多いと思いますが、
ヌイグルミのクマに命が宿って、主人公の少年が大人になっても側にいます。
しかし、少年がおじさんになったように、
テッドも不良中年に。
ドラッグ乱行なんでもござれの軽犯罪どんとこいの悪クマです。
2では、テッドが法的に市民権を得る話です。
クーキーとテッド、クマの性格は圧倒的にクーキーのほうが良い子なのに、
ストーリーはシビア。ユーロ圏特有の切なさは、日本人には寂しすぎるかも。
星の王子様的結末です。
なんというか、空想か事実か、観客に委ねるかんじ。
ややネタバレになりますが、私の感想は、
すべて少年の空想。しかし、ヌイグルミとはそもそも空想の親友、という真実をついてると思います。
テッドのストーリーは真逆で、ヌイグルミに命が宿り、
更にそのまま人生を得る。2では、結婚し子供を得ます。
その経過を現実的に描き、観客に納得させてきます。ヌイグルミが生きている、と。
ファンタジーそのものですが、日本人には受け入れられやすい展開です。
2作品通して、私が一番好きなシーンは、
テッドが夕食のあと、レクリエーションとして、
住んでいるアパートの屋上から、ジョギング中の男にリンゴをぶつけるシーンです。
ストーリーに全く必然性がないのですが、
爆笑してしまいました。
さて、キングスマンですが、これは、全てのシーンが緻密に計算され、
悪趣味でありながら、とてもクレバーで、私の今年一番の作品でした。
冒頭で、爆破された建物のかけらがクレジットに変化するところから
ゾクゾクがとまりませんでした。
大量虐殺シーンですら笑えるという、スピード感、音楽の選択、全て素晴らしい。
ライバルの名前がチャールズだったり、ランスロットの息子だからガラハッドだったり、
名前にも意味があるし。
スパイ物好きにはたまらなかったです。
スーツの男が好きで、マイフェアレディ的成長ものが好きで、笑いと痛快さが好きなら、
オススメです。
あ、でもカーアクション要素でいったら、キングスマンよりクーキーですね。
暴力要素は、案外テッド2のほうが上かもしれません。
死人の数は、
キングスマン→クーキー→テッド2
の順です。
上の画像は、コージーコーナーのプリンです。先月退職した際に頂いたお餞別でした。
今夜?明日かな?中秋の満月らしいですね。
今から我が家は月餅食べます。